5月26日に発表されたダイソンの新シリーズ「ダイソン V12」と「ダイソン V15」。新開発の技術や付属ツールを搭載し、さらに高性能なコードレス掃除機へと進化しました。
「ダイソン V15」はこれまでのシリーズのなかで最もパワフルだった「ダイソン V11」の後継モデルで、「ダイソン V12」は軽さと機能性を持ち合わせた「ダイソン digital slim」と新シリーズ「ダイソン V15」の中間に位置するモデルです。
今回の記事では、ダイソン V12の特徴や同日に発表されたV15との違いなどについて詳しくご紹介していきます。
- 本記事でわかること
- ダイソンV12の特徴
- ダイソンV12とV15、Digital Slimとの違い
ダイソンコードレス掃除機全シリーズ比較表
まずはダイソン各シリーズ(Micro、Digital Slim、V)の本体性能比較表を記載しておきます。
※【発売日】はそのシリーズの最新モデルの発売日を表示しています。
「ダイソン V12」は、最もパワフルな「V15」と軽量さと機能性が特徴の「Digital Slim」の中間に位置するモデルです。
見て分かる通り、サイズは「Digital Slim」とほぼ同じ、重さは「Digital Slim」が1.90kg、「V12」が2.20kgで「V12」のほうが0.3kg重くなっています。
ダイソン V12シリーズとは?
- 軽量
- トリガー式ではなくボタン式
- 目でホコリを確認できる「レーザー」
- 着脱式バッテリー
特徴1.軽量
ダイソンV12は2.20kgと、ダイソンのコードレス掃除機のなかでも軽量なモデルです。
掃除機が重たいと掃除をするのも億劫になりますが、ダイソンV12は軽量なうえにパワフルなので掃除が楽しくなること間違いなし!
付属ツールを活用して「スティッククリーナー」としてだけではなく、「ハンディクリーナー」や「布団クリーナー」としても使用でき、家中の掃除が可能です。
特徴2.トリガー式ではなくボタン式
多くのダイソンコードレス掃除機では「トリガー式」の電源が採用されていますが、今回発売されたV12では「ボタン式」が採用されています。
トリガー式は掃除をしているあいだずっと押し続ける必要があり、バッテリーを無駄に消耗しない点では良いのですが、長時間の掃除では手が疲れてしまうという声もありました。
ボタン式だと一度押せば運転モードが持続するので、長時間の掃除や体勢を変えての掃除が楽になります。
一方で、逐一切り替えができるトリガー式に比べると消費バッテリーは多くなってしまうというデメリットもあります。
特徴3.目でホコリを確認できる「レーザー」
普段、室内の照明のせいでホコリは見えづらくなっています。確認しにくいですが、床には微細なホコリがたくさん落ちています。
そんなホコリを目で確認できるようにするのがダイソンの新機能「レーザー」です。従来のスリムフラフィクリーナーヘッドにレーザー機能を搭載し、「レーザースリムフラフィクリーナーヘッド」へと進化しました。
このレーザースリムフラフィクリーナーヘッドは、床面に向かってレーザーを照射し、ホコリを可視化します。掃除するべきところがひと目でわかるので、効率的で正確な掃除ができるようになります。
新型のDyson V12 Detect Slim Fluffyを買ったんだけど、埃の可視化が凄すぎってスプラトゥーンやってる感覚で掃除が楽しい。 音も静かだし、買って大満足 pic.twitter.com/LguSCZ1Z9b
— こまがた(仮)@独立準備中 (@komagata99) June 12, 2021
特徴4.着脱式バッテリー
着脱式バッテリーはV11・Digital slimで導入されたものです。
それまでのバッテリーは簡単には外れない仕様でしたが、着脱式バッテリーに対応したモデルなら、ボタン一つでバッテリーが簡単に取り外せるようになりました。
バッテリー単体でも充電ができるため、本体のバッテリーが切れたら予備と交換して長時間の掃除にも対応できます。
※交換用バッテリーは別売です。
ダイソン V12・V15・Digital Slimとの違い
冒頭でダイソンV12はV15とDigital Slimの中間に位置するモデルだとご説明しました。では、具体的にはどういう違いがあるのでしょうか?
ここではV12・V15・Digital slimを比較して見ていきたいと思います。
基本的な違い
Digital slim | V12 | V15 | |
サイズ | 25×23.3×110.0(cm) | 25×23.4×109.5(cm) | 25×25×108.6(cm) |
重量 | 1.90kg | 2.20kg | 2.61kg |
回転数 | 120,000回/分 | 125,000回/分 | 125,000回/分 |
吸引力 | – | Digital slim比 +50% |
Digital slim比 +130% |
バッテリー | 最長40分 | 最長60分 | 最長60分 |
基本性能の違いは比較表の通りです。サイズにはさほど大きな違いはなく、重量やバッテリー、回転数などが異なっています。
吸引力も格段に進化しており、現在ダイソンの最上級モデルに位置するV15はDigital Slimと比較すると+130%もパワフルになっています。
機能の違い
Digital Slimは、丸洗いできるクリアビンや液晶ディスプレイ、着脱式バッテリーが特徴のシリーズでした。
V12とV15はそれらの特徴に加え、目でホコリを確認できるレーザーやホコリの状況を分析し液晶に表示するピエゾセンサーなどが搭載されています。
見えづらいホコリを目視しながら掃除できたり吸引したホコリの大きさや量を液晶パネルで確認できたりと、しっかり掃除をしたい人にはぴったりの機能となっています。
付属ツールの違い
Digital Slimにはあって、V12やV15にはない付属ツールに「ミニモーターヘッド」と「ハードブラシ」があります。
これらは車内やソファなど狭いところを掃除するのに向いている付属ツールでしたが、V12とV15には新しく「毛絡み防止スクリューツール」が付属されています。
毛絡み防止スクリューツールは、毛が絡まりにくい円錐状のヘッドで、「ミニモーターヘッド」をさらに進化させたようなツールです。
ペットの毛を掃除するのにも向いていますし、コンパクトなので車内などの狭いところの掃除にも使えます。
軽くてパワーもそこそこあるほうがいい方にはDigital slim
軽さも必要だがダイソンの新機能も見逃せない方にはV12
最もパワフルな最新機種が欲しい方にはV15
ダイソン V12シリーズの種類比較とおすすめ
ダイソン V12シリーズは3種類展開されています。
この3つのモデルの違いは付属ツールのみ。比較表で確認していきましょう。
モデル名 | Dyson V12 Detect Slim Fluffy (SV20 FF) |
Dyson V12 Detect Slim Total Clean (SV20 ABL) |
Dyson V12 Detect Slim Absolute Extra (SV20 ABL EXT) |
|
商品画像 | ||||
付属ツール数 | 7個 | 10個 | 10個 | |
付属 ツール |
レーザースリムフラフィクリーナーヘッド | ◯ | ◯ | ◯ |
ダイレクトドライブクリーナーヘッド | – | ◯ | ◯ | |
毛絡み防止スクリューツール | ◯ | ◯ | ◯ | |
収納用ブラケット | ◯ | ◯ | ◯ | |
コンビネーションノズル | ◯ | ◯ | ◯ | |
隙間ノズル | ◯ | ◯ | ◯ | |
フトンツール | – | ◯ | ◯ | |
延長ホース | – | ◯ | ◯ | |
ツールクリップ | ◯ | ◯ | ◯ | |
専用充電ドック | ◯ | ◯ | ◯ |
Dyson V12 Detect Slim Fluffy
3つのモデルのなかで最も低価格なモデルです。
付属ツールが7個で、
- ダイレクトドライブクリーナーヘッド
- 布団ツール
- 延長ホース
がついていません。
ダイレクトドライブクリーナーヘッドは硬いナイロン製のハードブラシを使っていて、ラグやカーペットの奥に入り込んだゴミを掻き出すのに向いているヘッドです。カーペットが多い家ならあったほうがいいヘッドだと思います。
本体部分のカラーはブルーです。
- 基本的にフローリングの掃除でしか使わない人
- 安いモデルがいい人
- 本体カラーはブルーがいい人
▼Dyson V12 Detect Slim Fluffy
Dyson V12 Detect Slim Total Clean
付属ツールに
- ダイレクトドライブクリーナーヘッド
- 布団ツール
- 延長ホース
を加え、合計10個のツールが付属しているモデルです。
本体部分のカラーはオレンジです。
- 床掃除以外にも使いたい人
- 本体カラーはオレンジがいい人
▼Dyson V12 Detect Slim Total Clean
Dyson V12 Detect Slim Absolute Extra
直販限定のモデルです。
Total Cleanと付属ツールの数は変わりませんが、「隙間ノズル」が「LED隙間ノズル」にランクアップしています。
本体部分のカラーはゴールドです。
- 「LED隙間ノズル」を使いたい人
- 本体カラーはゴールドがいい人
▼Dyson V12 Detect Slim Absolute Extra
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