ルンバを購入する際に、仕様のところで『ニッケル水素』と『リチウム』のどちらかが記載されています。
例えば、アイロボット社公式サイトでルンバ880でいうと、左下の赤枠の部分です。
『充電式ニッケル水素電池』とあります。
つづいてルンバ885を見てみると…
『充電式リチウムイオン電池』とあります。
ルンバのバッテリーで『ニッケル』と『リチウム』って何が違うのでしょうか?
一番の違いは『バッテリーの寿命』です。それぞれで約3年も変わります!
現在、ルンバで採用されているバッテリーは2種類あり、『XLifeバッテリー(ニッケル水素電池)』と『リチウムイオンバッテリー』です。
バッテリー 名称 |
XLifeバッテリー | リチウムイオンバッテリー |
電池タイプ | ニッケル水素 | リチウム |
寿命 | 3年 | 6年 |
寿命はルンバに週に4回掃除してもらった際の目安だと思ってください。
『リチウムイオンバッテリー』の方が電池の寿命が約3年長いと言われています。
これを知らずに、安いからルンバ885より880!と買ってしまうとがっかりされるかもしれません。。。
また2014年9月より前のニッケル水素電池のものはさらに半分の1.5年の寿命と言われています。これは2014年9月に従来のニッケル水素電池を改良して、寿命2倍を実現したXLifeバッテリーが販売されたからです。
なのでルンバ622以前の型式のものをお持ちの方でニッケル水素電池の方は寿命が1.5年くらいと思われます。
それぞれの電池の特徴について
ニッケル電池とリチウムイオン電池のその他の特徴について説明します。
ニッケル水素電池 | リチウムイオン電池 | |
自己放電 | あり | 非常に少ない |
メモリー効果 | あり | なし |
基本的には『リチウムイオン電池』の方が優秀です。しかし、コストがリチウムイオン電池の方が高いため、全数『リチウムイオン電池』にはなっていない状態です。
それぞれについて簡単に紹介です↓
このメモリー効果は、ルンバにおいては致命的な欠点だと思います。ルンバは電池が無くなっても自動充電しますが、掃除を終えたと判断しても自動で充電をしてしまいます。
すなわち、ルンバは電池を使い切る前に充電を繰り返す環境にあるため、リチウムイオンバッテリーの方が向いているといえます。
現在ニッケル水素電池をお使いの方で、ルンバの動きが鈍くなってきたなぁと思う方は、まずこのメモリー効果をリセットすることを試みてください。
メモリー効果のリセットの方法↓
- ルンバの充電をしないで放置
- ルンバのボタンを押してもどこも点灯しなくなるまで、ひたすら放置
- その後充電して使用してみる
それでも動きが戻らない可能性もありますし、電池の寿命が近づいているのは確かですので、予備を購入しておきましょう。
ルンバのバッテリーの選び方(純正と互換品)
1.まずは型番を調べる
リチウムイオンバッテリーの方が優れていると上記で説明してきましたが、そもそも、適合する型番があるので、確認しましょう。
ルンバ本体の裏面にも記載されているので、確認します。
リチウムイオンバッテリーが使える型番の方はリチウムイオンバッテリー一択で良いと思います。ほとんど最新機種ですし、本体の買い替えの必要もないのではないでしょうか。
実際に購入する
予備品はアイロボット社公式サイトでも購入できます。公式のものなので安心安全ですね。
また、個人的にはおすすめしませんが『互換バッテリー』というものもあります。公式のものではないバッテリーで、品質のばらつきが大きいと言われていますが、その分安価で購入が可能です。
アイロボット社も下記のように純正品を推奨しております。
純正品以外のバッテリーを使用すると、充電エラーが発生する可能性があります。ルンバの性能や安全性が保証できかねますので、ご使用はお控えください。バッテリーはアイロボットストアやアイロボットサービスセンターから直接購入するか、正規品取扱店舗から購入することをお勧めします。
どちらを選ぶかは考え方の違いです。
もしもアイロボット社で公式のものを買って不良品だったり、間違った型番だったりしても丁寧な対応をしていただけると思います。
お好みの方をお選びください。
まとめ
リチウム電池の方がニッケル電池よりも長寿命です。
これからルンバとは長く付き合っていくと思いますので、リチウム電池が装備できる機種を購入しましょう。
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