洗濯機メーカーといえばパナソニック、日立、シャープ、東芝などがよく挙げられると思います。
今回はそれらのメーカーの中でも、あらゆる面で比較的バランスの取れたパナソニックのドラム式洗濯機をおすすめしていきます!
パナソニックの強みは大きく分けて5つです。
- 温水+泡洗浄」によるパワフルな洗浄力
- 乾燥は「ヒートポンプ式」で節電
- 「エコナビ」搭載でさらに節電・節水
- 「ナノイー」搭載で衣類や洗濯槽を清潔に
- 多様なコースでさまざまな原因汚れに対応可能
また他にも「洗剤・柔軟剤自動投入」や「スマホで洗濯」などにも対応。
全モデルがななめドラムなので取り出しやすいのも嬉しいポイントです。
でも、パナソニックのドラム式洗濯機のおすすめ機種はどれなんだろう?
モデルによって価格差が結構大きいし、自分に必要な機能かどうかも考えたいよね。解説しながらおすすめを教えるね!
パナソニックのドラム式洗濯機は大きく分けて機能性重視の「レギュラードラム」シリーズとデザイン性が高くコンパクトな「Cuble」シリーズがあります。
さらに各シリーズの中でも洗濯/乾燥容量と機能の充実度でモデルが枝分かれしています。
上記でお話ししたパナソニックのドラム式洗濯機の強みについても、モデルによって対応しているものとそうでないものがあります。
それぞれの機能についてしっかり理解した上で納得のいく機種を選ぶことで、日々の洗濯がとっても楽になると思います!
そこで今回はパナソニックのドラム式洗濯機を2020年秋発売の最新モデルを対象に徹底比較しておすすめの機種をご案内していきたいと思います。
あなたのご家庭のライフスタイルに合わせて、最適な機種を見つけてみてはいかがでしょうか?
まずはパナソニックドラム式洗濯機の価格を把握
パナソニックのドラム式洗濯機は機種によって大きく価格が変わるから、まずはどのくらいの価格なのかざっくり見てみよう!
【ハイスペック品】優秀さで選ぶなら断然【NA-VX900B】
↓NA-VX900B
デメリットはお値段くらいだと思います。
もっと安いものが良いという方はNA-VX900Bを基準に、不要な機能を差し引きしながらコストを抑えていくような選び方になるかと思います。
【中価格】機能とデザインで比較【NA-VX800B】
↓NA-VX800B
同価格帯はこちら
↓NA-VG2500
↓NA-VG1500
高価格のNA-VX900Bより5〜6万ほど安くなるのが、レギュラードラムNA-VX800BとCubleのNA-VG2500, NA-VG1500の3機種です。
【低価格】安くドラム式洗濯機を購入したい方へ【NA-VX700B】
↓NA-VX700B
同価格帯はこちら
↓NA-VX300B
↓NA-VG750
パナソニックドラム式洗濯機 2020年最新レギュラードラムシリーズとCubleシリーズ比較表
パナソニックのドラム式洗濯機を選ぶ主なポイントは以下の6つ。
- 洗濯/乾燥容量が適しているか
- 設置できるサイズであるか
- 温水機能があるか
- 乾燥方法がヒートポンプ式であるか
- ナノイーが搭載されているか
- ご家庭に合った機能やコースが搭載されているか
この6つのポイントを踏まえて、個人的にどれがおすすめか比較して後ほど説明しますので参考にして下さい。
パナソニックドラム式洗濯機シリーズ比較表を載せておきます↓
レギュラードラム | Cuble | ||||||
NA-VX 900BL/R |
NA-VX 800BL/R |
NA-VX 700BL/R |
NA-VX 300BL |
NA-VG 2500L/R |
NA-VG 1500L/R |
NA-VG 750L/R |
|
色違いあり | |||||||
洗濯・ 脱水容量 /乾燥容量 |
11kg/6kg | 11kg/6kg | 10kg/6kg | 10kg/6kg | 10kg/5kg | 10kg/5kg | 7kg/3.5kg |
本体寸法 (約/mm) (給排水 ホース含む) |
W600(639) D722 H1009(1058) |
W600(639) D722 H1009(1058) |
W600(639) D722 H1009(1021) |
W600(639) D722 H1009(1021) |
W600(639) D665 H998(1050) |
W600(639) D665 H998(1050) |
W600(639) D600 H998(1050) |
温水機能 | ○ | ○ | – | – | ○ | ○ | ○ |
泡洗浄 | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ |
液体洗剤 ・柔軟剤 自動投入 |
○ | ○ | – | – | ○ | ○ | – |
NEW 2度洗い モード |
○ | ○ | – | – | ○ | ○ | – |
スマホで洗濯 | ○ | – | – | – | ○ | ○ | – |
ナノイーX | ○ | – | – | – | ○ | ○ | – |
乾燥機能 (洗濯〜 乾燥時間) |
○ (約98分) ヒートポンプ |
○ (約98分) ヒートポンプ |
○ (約114分) ヒートポンプ |
○ (約114分) ヒートポンプ |
○ (約195分) 低温風パワフル |
○ (約195分) 低温風パワフル |
○ (約200分) 低温風パワフル |
ジェット乾燥 | ◎ ふんわり ジェット乾燥 |
○ | ○ | ○ | – | – | – |
タオル専用 コース |
○ | ○ | ○ | – | ○ | ○ | – |
ダニバスター コース |
○ | ○ | ○ | ○ | – | – | – |
化繊60分 コース |
○ | ○ | ○ | – | – | – | – |
NEW 約40℃ 毛布コース |
○ | ○ | – | – | ○ | ○ | ○ |
約60℃ 槽カビ クリーンコース |
○ | ○ | – | – | ○ (スマホで洗濯 限定) |
○ (スマホで洗濯 限定) |
– |
自動 お手入れ |
◎ ナノイーXあり |
○ | ○ | ○ | ◎ ナノイーXあり |
◎ ナノイーXあり |
○ |
NEW サッと槽 すすぎコース |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
NEW 槽洗浄サイン |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
エコナビ | ○ (水温,衣類 の量・質) |
○ (水温,衣類 の量・質) |
○ (衣類の量・ 質) |
○ (衣類の量・ 質) |
○ | ○ | – |
タッチパネル | ○ カラータッチパネル |
– | – | – | ○ 静電タッチパネル |
– | – |
いま比較表が分からなくても大丈夫です。読み進めればすっきり解決します!
ご家庭にあった「洗濯/乾燥容量」の考え方
一体どのくらいの洗濯容量があなたのご家庭に合うか、計算したことはありますか?
平均して1日あたりの1人分の洗濯物の量はおよそ1.5kgといわれています。
1人暮らしで外に働きに出る方などはおそらくお休みの日にまとめて洗濯することが多くなると思います。
ご家族がいる場合は人数分の洗濯物をまとめて洗うことになりますよね。
また、洗濯物を容量いっぱいに詰め込んでしまうと洗濯・乾燥の効率が下がってしまい、洗浄力の低下や生乾きの原因に繋がります。
洗濯機を選ぶ際は余裕のある洗濯/乾燥容量を選んだ方が良いと思います。
で計算してみると最低限必要な容量の大体の目安になると思います。
3人×1.5kg×1日分 +1kg =洗濯容量5kg以上
まとめ洗いやシーツなどの大物を洗濯する場合もその分容量が必要となりますよね。
また、雨の日などには乾燥機能が大活躍すると思いますが、一般的には洗濯容量に対して乾燥容量は少なくなります。
Cuble 10kg/5kgまたは7kg/3.5kg
1度の洗濯で乾燥まで全自動で終わらせたい場合は、乾燥容量も視野に入れて考えることをおすすめします。
1度に洗えて乾燥まで出来れば、時間もお金も節約できてまさに一石二鳥です!
「サイズ」で失敗しないためのチェックポイント
一般的な防水パン(洗濯機置き場)のサイズは640mm角の正方形であるのに対し、パナソニックのドラム式洗濯機は足元が収まりきるようになっているので、大抵は設置可能だと思います。
しかし賃貸のお部屋などで洗濯機置き場や搬入経路が狭い場合、以下のような問題が起きる可能性があります。
・洗濯機置き場が部屋の角ぴったりに配置されており設置不可
・狭い場所で本体の扉が開ききらない
・給水栓の位置が低く、本体がぶつかる etc.
玄関や部屋のドアの幅は意外と見落としがちで、失敗の声も多く上がっています。
搬入経路の幅はしっかり測っておきましょう。
また、ドラム式洗濯機は本体の扉が横開きになるため、扉を開いた時の総寸法も考えなければなりません。
パナソニックのドラム式洗濯機は本体扉を開いた状態で以下のようになります。
Cuble:幅788mm(ホース含む)、奥行き1217mmまたは1152mm
Cubleシリーズは本体そのもののサイズはコンパクトですが、レギュラーシリーズに比べると扉を開けるためのスペースがより必要になるようですね。
なお、設置に関するさまざまな問題については、メーカー別売の部品などで解決できる場合があります。
ホースの長さが足りない場合→メーカー別売の延長用ホースで対応可能 etc.
市販のかさ上げ台などを使用して防水パンからはみ出して設置している方もいらっしゃるようですが、何かあった時に保証できないのでなるべくメーカー対応のもので解決していきたいですね。
パナソニックドラム式洗濯機 本体寸法図一覧
パナソニックドラム式洗濯機全シリーズの寸法図を載せておきますので参考にして下さい。
赤:本体の総外形寸法
黄:各所ふたや扉を開けた場合の寸法
青:脚の寸法
↓NA-VX900B(800Bと同寸法)
↓NA-VX700B(300Bと同寸法)
↓NA-VG2500(1500と同寸法)
↓NA-VG750
右開き?左開き?
上記のように各モデルの品番にはL/Rと記載されています。
これらは扉の開く向きのことで、
となります。
左開きの場合はNA-VX900BLと表記されます。
設置場所によってどちらが便利か分かれると思いますが、どちらでも問題なく設置できる場合は一般的には右利きの方は左開きの方が便利だと思います。
扉を開いたままでも家事導線が塞がれないのが理想ですね。
洗濯し終わった衣類を運ぶ方向に扉があると邪魔になる可能性があります。
お家のレイアウトによって最適な方を選びましょう。
高い洗浄力を可能にした「温水泡洗浄」
パナソニックのドラム式洗濯機2020年最新モデルはほぼ全て「泡洗浄W」に対応しています。
また、温水機能が組み合わさることでより高い洗浄力を発揮します。
NA-VX700B、NA-VX300Bは温水機能なし
温水機能と「泡洗浄W」のその魅力について解説していきます!
泡洗浄Wってなに?
「泡洗浄W」とはその名の通り泡で洗うということなのですが、洗剤を事前に泡立ててから衣類に投入することで繊維の奥まで届き、汚れを包んで浮かせて洗い落とします!
洗剤は泡にすると汚れに触れる面積が多くなります。
それに食器用洗剤やハンドソープなども、原液のままより泡の状態の方がすすぎやすいですよね。
「泡洗浄W」は洗剤がしっかり泡立ってから衣類にたどり着くので、その後のすすぎもしっかりきれいに洗い落とすことができ洗剤残りが気になりません。
さらにパナソニックの洗濯機は3つの力で洗浄力をより高めています。
【洗剤】
ジェットバブルシステム
洗剤液を高い水圧で泡立て、素早く衣類に振りかけます。
2WAY循環ポンプで泡とシャワーを同時に噴射し、たっぷりの泡水が一気に衣類に浸透します。
「泡洗浄W」の前身「泡洗浄」にはなかったのがこのジェットバブルシステム。
よりたっぷりな濃密の泡を勢いよく振りかけることが可能になりました。
【水】
浸透ジェットシャワー
7本のジェットシャワーが全方位から一気に噴射されることで泡が繊維の奥まで素早く浸透し、汚れにアタックします。
【機械】
スピンダンシング洗浄
ドラム槽を多様に回転させることで衣類を効果的に動かして洗浄します。
また、遠心力によって洗剤液やすすぎの水を勢いよく衣類に通過させます。
温水機能でさらに高まる洗浄力
さらに洗浄力の高いものを選ぶならお湯洗いができる洗濯機がおすすめ!
水温が上がるだけで洗浄力が高くなります。
しかも「温水泡洗浄W」は”洗剤液”を温めて泡にすることで洗剤の酵素を活性化させ、浸透力もアップして黄ばみやニオイの原因菌まで洗い流します。
温度とコースも多様なので、大事なおしゃれ着を丁寧に洗うことも、落ちにくい汚れをしっかり洗うことも可能です。
例として、ペットのいるご家庭なら「約40℃においスッキリコース」が好評のようです。
ペットのにおいは普通に洗っただけではなかなか落ちないのでとても助かりますよね。
また、黄ばみがなかなか落ちず諦めていた衣類も、「約40℃つけおきコース」ならその効果を実感できると思います。
洗濯機に入れる前に手洗いする手間がなくなり、スイッチひとつで楽々です!
パナソニックのドラム式洗濯機の「静音性」
ところで、パワフルな洗浄力であるがゆえ運転音が気になりますよね。
一般的に日常生活で「静か」だと感じられるのは45dB以下といわれています。
40dB:図書館や閑静な住宅街など
50dB:人が普通に発する声や家庭用クーラーの駆動音程度
パナソニックのドラム式洗濯機は「乾燥時が一番大きい音」を発しますが、それでも46dBまで抑えられています。
運転音についてまとめたので参考にしてみてください!
NA-VX900B(800B):32/41/46
NA-VX700B(300B):32/42/46
Cubleシリーズ全モデル:32/42/46
運転音はほとんど気にならない大きさだということが分かりますね!
また、本体内部には大きな洗濯槽を支える吊りサスペンションとゴム制振ダンパーがあり、防振構造もしっかりしています。
床への振動も伝わりにくいので2階以上でも安心ですね!
さらなる「節電・節水」を実現するために
一般的にドラム式洗濯機は使用する水が少ないため節水効果が高いといわれています。
さらにパナソニックのドラム式洗濯機は節水に加え節電効果も発揮します。
その節電・節水効果を発揮するための機能について解説していきます!
ヒーター乾燥とヒートポンプ乾燥
ドラム式洗濯機といえば乾燥能力が高いことが人気の理由の一つではありますが、ここで気を付けたいのが乾燥方法です。
ドラム式洗濯機の乾燥方法は大きく2種類あります。
それが「ヒーター乾燥」と「ヒートポンプ乾燥」です。
一般的に、はじめにかかる費用は「ヒートポンプ乾燥」の方が高くなります。
しかし、乾燥機能を使用していく上で「ヒートポンプ乾燥」の方が電気代が安くなります。
どっちを選んだらいいの!?
それぞれの乾燥方法のメリット・デメリットについて説明するね!
「ヒーター乾燥」とは、電気で熱を発生させて温風を衣類に当てて乾かす方法。
ドライヤーで衣類を乾かすようなイメージです。
昔からある単純な仕組みのため本体価格は安くなりますが、温風を作り出すために電気を使うのでその際の電気代がかかります。
「ヒートポンプ乾燥」に比べると乾燥時間がかかります。
また洗濯槽内は高温になるので衣類が傷みやすく、途中で扉の開閉を行えません。
「ヒートポンプ乾燥」とは、簡単に言えば除湿しながら温風を当てて乾かす方法。
温風をつくり出すために空気中の熱も利用するので使用電気量が少なく済みます。
また、温風をつくる過程で除湿もするので乾燥時間の効率も良く、低温風を当てるので衣類が傷みにくいのも利点です。
ただし、空気中から熱を取り出すための仕組みが必要なので、本体価格が高くなります。
2020年モデルのパナソニックドラム式洗濯機はレギュラードラムが「ヒートポンプ乾燥」、Cubleシリーズが「低温風パワフル乾燥(ヒーター乾燥)」となっています。
Cubleシリーズはヒーター乾燥ではあるものの、デザイン性の高さや他の機能でバランスをとっているように思います。
乾燥方法はドラム式洗濯機を選ぶ上で非常に重要なポイントになると思うので参考にしてみて下さい!
エコナビ
「エコナビ」とは、一人ひとりの暮らしや使い方に合わせて家電がムダを見つけ省エネしてくれるパナソニック独自のアイディア。
パナソニックのあらゆる家電に搭載されている機能です。
パナソニックのドラム式洗濯機の場合、エコナビ搭載のモデルは「水温」や「衣類の量・質」をセンサーで見分けることで節電と時短を叶えます。
「水温」を見分けることができるモデルは約15℃以上の水温のとき、また「衣類の量」が少ないときに洗濯時間を短縮して自動で節電することが可能です。
「衣類の量・質」は2020年全モデル共通で見分けることができ、水分の抜けやすい衣類(スポーツウェア等)が多いときは乾燥時間を短縮して乾かしすぎることがないので節電につながります。
「自動槽洗浄」で楽々お手入れ
この前、洗濯機に洗浄剤を入れてみたら大変なことになったよ
このまま洗っていたのかと思うと結構ショックだよね・・・
洗濯槽は放っておくと黒カビだらけになってしまいます。
パナソニックのドラム式洗濯機は、洗濯するたびに自動でお手入れしてくれるので洗濯槽を清潔に保つことができますし、定期的にしっかりお手入れをするためのコースも充実しています。
月1回のお手入れは主に「槽洗浄」コースでOKですが、「約60℃槽カビクリーン」コース搭載モデルならそちらが特におすすめです。
後に解説しますが、洗浄剤が必要ないのでスイッチひとつで完結の楽々メンテナンスです!
そしてパナソニックといえば外せない「ナノイー」を利用したお手入れなら、除菌や脱臭の効果も期待できます!
ナノイーってなに?
パナソニックのさまざまな家電に採用されている「ナノイー」と呼ばれるもの。
「ナノイー」とは「水に包まれた微粒子イオン」のことです。
人のお肌と同じ弱酸性で、人に優しいイオンです。
空気中の水に高電圧を加えることで生成されるナノメートルサイズの微粒子イオン。
この微粒子イオン「ナノイー」がアレル物質(花粉やダニのフン・死骸など)、ウイルスや菌などの活動を抑制させ、また脱臭にも効果が実証されています。
さらに近年「ナノイー」は「ナノイーX」へと進化し、10倍の量のOHラジカルでより除菌効果が高まっています。
ナノイーXでできること
「ナノイーX」が搭載された洗濯機は、洗濯槽の自動お手入れでも効果を発揮します。
また「スマホで洗濯」対応機種なら、予約時の洗濯槽内の衣類のニオイ発生も防ぎます。
使い分けは以下表のとおりです。
■ガンコな皮脂汚れの洗濯物は、洗う前にプレ洗浄コース (NA-VX900Bのみ対応)
皮脂汚れの主成分を分解してくれるので、その後の洗濯で汚れを洗い落としやすくなります。
■花粉が気になる時期は、花粉ケアコース
なかなか水洗いできないコートや帽子などのアイテムを洗濯槽に広げて入れたら約60分で花粉を90%以上抑制します。
洗濯槽は回転せず、衣類も傷みません。
■皮革製品や形崩れしやすいもの、水洗いできないものには除菌・消臭コース
槽静止コースは形崩れが気になるものに、槽回転コースは頻繁にクリーニングに出せない衣類にと使い分けることができます。
水洗いのできない衣類も空気で洗うように清潔に保つことができるのがナノイーの魅力です。
CubleシリーズNA-VG750はナノイーX対応ではありません。
約60℃槽カビクリーンコース
「約60℃槽カビクリーンコース」搭載モデルなら月1回のお手入れもスイッチひとつで済みます。
温水スチームを発生させて黒カビを抑制するので、漂白剤や洗浄剤も必要ないため経済的ですね!
約2時間の作業になりますが放っておくだけなのでとっても楽です。
「スマホで洗濯」機能搭載モデルなら外出先でも操作可能なので時間を有効に使えます。
また、後ほど紹介しますが「槽洗浄サイン」機能で月1回のお手入れ時期をお知らせしてくれるので、お手入れを忘れずに済みます。
パナソニックのドラム式洗濯機の「安全性」
ドラム式洗濯機で不安の声が上がるのがその安全性について。
お子さんやペットのいる家庭では、本体扉が低い位置にあるドラム式は少々不安ですよね。
2015年、実際に青梅市で子供が洗濯機内に閉じ込められ窒息死してしまう事故がありました。
他にも日本や海外で洗濯機による事故は起きています。
2015年の青梅市の事故以降、各メーカーが安全対策を強化し、チャイルドロック機能を使用することで事故を防ぐことが可能になりました。
パナソニックのドラム式洗濯機は全機種チャイルドロック機能付きで、運転終了後や電源オフ時もロックを解除しないと開けられないように設定できますし、本体の扉は内側からも開けやすく設計されています。
しかしドラム式洗濯機を使用するときはやはり注意が必要です。
お子さんやペットの好奇心が思わぬケガや最悪の事態に繋がらぬよう、安全に使用するためにチャイルドロック機能を活用しましょう。
その他の便利な機能
他にも便利な機能があるのでご紹介していきます。
モデルによっては搭載されていない場合もあるので、機種を選ぶポイントにもなると思います。
洗剤・柔軟剤自動投入
洗濯機上部の自動投入タンクに液体洗剤および柔軟剤を入れておくことで、洗濯機が自動で洗剤の量を調節し投入してくれる機能です。
自動投入タンクには詰め替え用パウチがまるごと入れられるほど大容量なので、もう洗剤ボトルは必要ありませんね!
柔軟剤:約580mL
洗剤ボトルを置かないだけで洗濯機まわりがすっきりとします!
日本で市販されている液体洗剤や柔軟剤であればほとんど使えるので安心です。
また「スマホで洗濯」対応モデルならスマホで銘柄を設定すれば銘柄ごとの最適な量を計量してくれますし、タンク内の残量をスマホに自動でお知らせしてくれます。
汚れがひどい時などは洗剤量を多めに設定したり、手動での投入も可能です。
洗剤の自動投入ができる機種なら次にご紹介する「スマホで洗濯」機能が利用できます。
スマホで洗濯
あると意外に便利なのが「スマホで洗濯」機能。
洗剤の自動投入が洗濯機の遠隔操作を可能にしました。
「スマホで洗濯」アプリを使用することで、洗濯物を入れて遠隔ボタンを押しておけば、外出先でもスマホで洗濯機の操作が可能になります。
なんてこと、ありませんか?
「スマホで洗濯」機能はなんといっても帰宅時間に合わせて洗濯から乾燥までできるので、待ち時間もありませんし、帰宅したら取り出して畳むだけなので洗濯が非常に楽になります。
また、アプリであなたのオリジナルコースをつくり、ご家族と共有することも可能です。
洗濯終了時刻が近付いたときや、自動投入タンクの中身が少なくなった時に、通知を受け取ることもできます。
自動投入機能でご説明した通り、洗剤や柔軟剤の銘柄をスマホから設定することで最適な使用量を自動で計量・投入してくれますし、銘柄リストは定期的に最新の情報に更新されていきます。
2020年モデル新機能
2020年モデルから新しく搭載された4つの機能とそれらに対応する機種をご紹介します。
2度洗いモード(VX900B/800B対応)
→泥・皮脂・汗などのガンコな汚れが気になるとき
→時間がなくて汚れた衣類とキレイな衣類を分けて洗えないとき
本洗いの前に予洗いを行い、汚れた洗剤液を一度排水してから再度洗剤を投入して本洗いをすることで、汚れ移りを抑えます。
洗剤自動投入機能があるからここまで全自動!
約40℃毛布コース (VX900B/800B対応)
→使っているうちに蓄積した毛布の皮脂汚れ・ニオイが気になるとき
→夏場に汗をかいたときの敷きパッドのお手入れ時
洗濯槽に搭載された温水専用ヒーターで温められた約40℃の温水で汚れもニオイもしっかり落とします。
サッと槽すすぎコース (レギュラードラムVXシリーズ全対応)
→汚れたものを洗った後
→赤ちゃんの肌着を洗う前 etc.
気になるときに洗濯槽をサッとすすぐことができます。
槽洗浄サイン (レギュラードラムVXシリーズ全対応)
洗濯機を1ヶ月相当使うと、運転終了後、操作パネルで洗濯槽のお手入れ時期であることを知らせてくれます。
洗濯槽のお手入れは「槽洗浄コース」または「約60℃槽カビクリーンコース」を使用しましょう。
他にも抑えておきたいおすすめコース
パナソニックのドラム式洗濯機を選ぶなら、他にも抑えておきたいコースがあるので対応機種とともにご紹介します!
タオル専用コース(VX900B/800B/700B, VG2500/1500対応)
今治タオル IKEUCHI ORGANIC監修による、「タオルの理想的な洗い方」について考えられえた上で生まれたコース。
2. 脱水後、しっかり振ってパイルを立てる
3. パイルをふくらませ、適切な水分量で乾かす
この3つの工程を自動運転できるので、スイッチひとつで心地よいタオルが出来上がります!
分け洗いをするのが面倒だと感じる方でも、「1度試してみると病みつきになる仕上がり」と感動の声も。
タオルを他の衣類と洗濯すると繊維が移り糸くず付着の原因にもなりやすいので、なるべく分け洗いをした方がよいですし、このコースがあれば進んで分け洗いがしたくなりますよね。
ダニバスターコース(レギュラードラムVXシリーズ全対応)
→ダニが繁殖しやすい寝具類などにおすすめ
洗濯前に約65℃の温風で乾燥させることで、通常の洗濯では落ちにくいダニを繊維から引きはがし、その後の洗濯で洗い流します。
化繊60分コース (VX900B/800B/700B対応)
→軽い汚れの体操服やインナーをすぐに洗って乾かしたいとき
軽い汚れで1kgまでの乾きやすい化繊なら、洗濯〜乾燥まで約60分で終了!(洗濯27分+乾燥33分)
お子さんが出し忘れた体育着や給食着なんかも間に合うかもしれません!
忙しいとき、うっかり洗い忘れたときにあると便利な機能です。
パナソニックドラム式洗濯機のおすすめ機種を3つの価格帯でご紹介!
サイズ的に問題なく設置可能かどうかを確認したら、機種を選ぶ前にまずは容量をおさらいしておきましょう。
パナソニックドラム式洗濯機の容量は以下のように分類されます。
11kg/6kg:VX900B,VX800B (レギュラー)
10kg/6kg:VX700B,VX300B (レギュラー)
10kg/5kg:VG2500,VG1500 (Cuble)
7kg/3.5kg:VG750 (Cuble)
乾燥まで全自動で回すとなると3人以上の家庭なら10kg/5kg以上は欲しいところです。
それでは高価格・中価格・低価格に分けておすすめを解説していきます!
【高価格】優秀さで選ぶなら断然【NA-VX900B】
↓NA-VX900B
デメリットはお値段くらいだと思います。
もっと安いものが良いという方はNA-VX900Bを基準に、不要な機能を差し引きしながらコストを抑えていくような選び方になるかと思います。
【中価格】機能とデザインで比較【NA-VX800B】
↓NA-VX800B
同価格帯はこちら
↓NA-VG2500
↓NA-VG1500
高価格のNA-VX900Bより5〜6万ほど安くなるのが、レギュラードラムNA-VX800BとCubleのNA-VG2500, NA-VG1500の3機種です。
各機能についてわかりやすく比較していきます。
NA-VX 800BL/R |
NA-VG 2500L/R |
NA-VG 1500L/R |
|
スマホで洗濯 | × | ○ | ○ |
ナノイーX | × | ○ | ○ |
ヒートポンプ乾燥 (洗濯〜乾燥) |
○ (約98分) |
× (約195分) |
× (約195分) |
ジェット乾燥 | ○ | × | × |
ダニバスターコース | ○ | × | × |
レギュラードラムとCubleの機能性での大きな違いはなんといってもヒートポンプ乾燥の有無ですね。
CubleシリーズのNA-VG2500およびNA-VG1500は「低音風パワフル乾燥」というヒーター式の乾燥方法です。
レギュラードラムのNA-VX800Bに比べると電気代もかかりますし、洗濯〜乾燥までおよそ倍の時間がかかってしまいます。
節電性能や時間効率で選ぶならやはりNA-VX800Bがおすすめだと思います。
しかしCubleシリーズは本当におしゃれでかっこいいので、デザインで選ぶのも良いと思います。
こんなおしゃれな洗濯機なかなか無いですよね・・・
「ナノイーX」が付いていて衣類も洗濯槽も清潔に保てるのは高ポイントですね。
CubleシリーズのNA-VG2500とNA-VG1500ははっきり言って機能面での違いはありません。
異なるのは本体のデザインがシルバーステンレスかホワイトステンレスかの違いと、操作パネルが静電タッチパネルかボタンかの違いです。
見た目でお好きな方を選んでいただいて大丈夫だと思います!
【低価格】安くドラム式洗濯機を購入したい方へ【NA-VX700B】
↓NA-VX700B
同価格帯はこちら
↓NA-VX300B
↓NA-VG750
ドラム式洗濯機を安く購入したい方は高価格NA-VX900Bより約10万ほど安くなるレギュラードラムNA-VX700BまたはCubleのNA-VG750がおすすめです。
NA-VX700Bと同容量のNA-VX300Bもほぼ同価格帯なのですが、VX300Bを選ぶなら私はVX700Bの方がおすすめだと思います。
VX700BとVX300Bの違いとしては、VX300Bには「泡洗浄W」や「タオル専用コース」、「化繊60分コース」が無いこと。「泡洗浄」には対応しています。
各機能やコース内容については前述の通りですが、これらのコースはあると便利ですし押さえておきたいです。
VX700BとVX300Bは価格もほとんど変わらないので、VX700Bの方をおすすめします。
また、小容量のCubleシリーズNA-VG750も同価格帯です。
2020年モデルの中では本体の奥行きが一番短いため、レギュラードラムがサイズ的に置けない場合もこちらを検討してみると良いかもしれません。
Cubleシリーズなのでデザインもおしゃれですし見た目で選ぶのも良いですね。
ただし容量的には1〜2人暮らしで使うサイズなので、選ぶ際はサイズも判断基準になると思います。
まとめ
それぞれの機種は機能と価格のバランスがとれていて、えらぶのに結構迷いますよね。
価格が高くても機能が充実しているもの
価格と機能のバランスのとれたもの
できるだけ価格の安いもの
と最初にある程度方向性を決めておくと選びやすくなると思います。
納得のいく1台を選ぶことが出来れば、毎日の洗濯が楽しくなるはずです!
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