空気清浄機のメリットとデメリットってなんだろう?
いい質問だね!加湿機能が付いた加湿空気清浄機のメリットとデメリットについてもまとめていこう
今や日常生活の必需品とも言える、空気清浄機と加湿空気清浄機。
今回の記事では空気清浄機と加湿空気清浄機のメリットとデメリット、そして空気清浄機メーカーが言わない、言いたくない欠点を紹介していきます。
メリットデメリットを知ることで、空気清浄機や加湿空気清浄機の選び方に役立ててもらえればと思います。
関連記事▶【最新版】シャープ加湿空気清浄機シリーズの徹底比較とおすすめについて
空気清浄機のメリット
空気清浄機とは、その名前の通りに空気を清浄(綺麗に)する機器です。
空気を綺麗にすることで生まれるメリットをまとめてみました。
- ハウスダストの収集効果が期待できる!
- 花粉症、アレルゲン対策にもなる
- 集中力UP効果も期待できる!
- 臭い対策になる
簡単に説明していきます↓
メリット1.ハウスダストの収集効果が期待できる!
空気中にはありとあらゆるホコリ(ハウスダスト)が舞い上がってます。
微小なホコリを寄せ集めて、空気を綺麗にしてくれます。
ハウスダストが気になる方には特にメリットでしょう。
メリット2.花粉症、アレルゲン対策にもなる
毎年花粉症にやアレルゲンに悩んでる方には、空気清浄機は必須かもしれません。
近年の空気清浄機は花粉やアレルゲンレベルの微粒子も逃さず吸い込んでくれます。
帰宅の際にも使用することで、お部屋に花粉が舞う事なく安心して過ごせると思います。
メリット3.集中力UP効果も期待できる!
効果は個人差がありますが、空気清浄機は集中力のアップにも役立ちます。
例えばですが、森林の中って気持ちがいいですよね。
空気が綺麗になることによって、あの心地よい空間をお部屋でも再現することができます。
受験生のお子さんをお持ちの方や、試験のために集中できる環境を作りたい方は注目のメリットです。
イオン発生装置(シャープのプラズマクラスターやダイキンのアクティブプラズマイオンなど)が付いている空気清浄機なら、なおさら効果が期待できるようです。
メリット4.臭い対策になる
臭いもある程度なら吸収してくれます。
ただし生ゴミやタバコなどの強力な臭いは吸収できず、空気と一緒に臭いもお部屋に循環させてしまうのでご注意を。
キツイ臭いがある場合は、消臭剤や脱臭機などと併用しましょう。
先ほど紹介したイオン発生機から発生するイオンも臭いを分解してくれます。お部屋やペットの臭いに敏感な方はイオン発生装置付きの空気清浄機がおすすめです。
空気清浄機のデメリット
空気清浄機を使っていることで出てくるデメリットはなんでしょう?
簡単にまとめたのでご覧ください。
- お手入れが面倒
- 電気代がかかる!
- メンテナンス代がかさむ
それぞれ詳しく解説していきます!
デメリット1.お手入れが面倒
メーカーや機種によっては「〇年間お手入れ不要!」なんて謳ってる場合もありますが、実際全く不要というわけではありません。
空気清浄機のお手入れをサボることで以下のデメリットに発展します↓
上の項目では「お手入れが面倒」と言い切ってしまいましたが、メーカーや製品によってお手入れ方法は様々で、シャープの空気清浄機のように簡単にお手入れできるものもあります。
シャープの空気清浄機限定の記事になりますが、詳しくは以下をご覧ください↓
関連記事▶シャープ加湿空気清浄機のお手入れ頻度は?加湿フィルターの掃除や交換方法も
簡潔&徹底的にシャープの空気清浄機のお手入れについて解説しています。
デメリット2.電気代がかかる!
電化製品を使ってる以上、電気代がかかってしまうのは当然です。
それでもできるだけ電気代がかからない方が嬉しいですよね。
消費電力から計算すると各機種大体1時間で1円前後です。
以下の記事では、シャープの加湿空気清浄機の電気代についてと、シャープの加湿空気清浄機と他のメーカーの電気代比較を詳しくまとめています↓
関連記事▶【一覧表で解説】シャープ加湿空気清浄機の電気代を計算してみた
電化製品の一般的な電気代計算方法を紹介していますので、気になる方はぜひ確認してみてください。
デメリット3.メンテナンス代がかさむ
大抵の空気清浄機にはフィルターが付いていて、紙フィルターなどは定期的に新品と交換する必要があります。
交換にかかる費用がデメリットになりますので、あらかじめ空気清浄機を購入する前に、年間にどのくらいのメンテナンス代がかかるのかを把握することも重要です。
各メーカーのサイト上でどのくらいの頻度でいくら位のフィルターなどの消耗品がかかるのかを確認しておきましょう。
加湿空気清浄機のメリット
空気清浄機のメリット・デメリットは分かったけど、加湿空気清浄機だとどうなの?
じゃあ特に加湿空気清浄機だけに当てはまるメリット・デメリットも紹介するね!
加湿機能と空気清浄機能が一体となったのが加湿空気清浄機。
加湿空気清浄機は、空気清浄機のメリットに加えて以下のメリットがあります。
- 美容にも健康にもGOOD!
- 静電気対策にもなる
- 鼻や喉の乾燥防止になる
- ハウスダストの飛散防止になる
- 一台二役で場所をとらない
メリット1.美容にも健康にもGOOD!
空気の乾燥でお肌がカサカサ・・・
加湿空気清浄機でお部屋を加湿すれば、空気がキレイになるだけではないんです。
肌に水分を与えられる→体感温度が上がる→代謝機能が良くなる!(暖房器具と併用すれば効果倍増!)
と美容効果だけでなく、健康にもメリットがあります。
メリット2.静電気対策にもなる
特に乾燥した冬場に気になるのが静電気。
ドアノブなどの金属に触れたとたん「パチパチッ!!」って痛いのは嫌ですよね。
部屋に十分に湿気があれば静電気は発生しにくくなります。
水分が絶縁体になるので体に電気を通しにくくなるんですね。
メリット3.鼻や喉の乾燥防止になる
冬場にヒーターやエアコンを点けたまま朝を迎えると「喉が痛い!」なんて経験は誰にでもあると思います。
空気が乾燥しているため、鼻や喉も乾燥してしまうからです。
お部屋を加湿していれば、そんな悩みも解消できます。
適度な加湿で鼻や喉の粘膜を守り、風邪やインフルエンザなどのウイルスから体を守りましょう。
メリット4.ハウスダストの飛散防止になる
床に落ちたハウスダストが再び舞わないようにするのも湿気の役目です。
水分のついたハウスダストをそのまま掃除機で吸い取っちゃってください。
最新の加湿空気清浄機は、床に落ちたハウスダストを吸い取る機能を持っている製品があります(パナソニック、ダイキンの加湿空気清浄機など)。
メリット5.一台二役で場所をとらない
加湿器と空気清浄機を別々に買ってしまうと、意外に場所を取ってしまいます。
しかも加湿器のスイッチと空気清浄機のスイッチが別々なので、操作が面倒。
一体型の加湿空気清浄機ならスイッチ一つで両方の機能を操作することができます。
加湿空気清浄機のデメリット
空気清浄機のデメリットに加えて、加湿機能特有のデメリットもあります。
- お手入れがさらに手間になる
- 湿気で部屋にカビが発生するかも!
- 空気清浄機単体よりちょっと大きい
デメリット1.お手入れがさらに手間になる
空気清浄機のお手入れに加えて水を入れるトレーのお手入れも必要になります。
トレーの中に水を入れっぱなしにするのはNGです。
カビが繁殖し、部屋にカビの臭いが充満してしまいます。
定期的に水を交換したり、薄めた洗剤でトレーを洗ってください。
トレーの水にアロマを入れている場合はカビが繁殖しやすいので、特に注意が必要です。
デメリット2.湿気で部屋にカビが発生するかも!
加湿器を点けっぱなしにすると、湿度が高くなり部屋にカビが生えてしまいます。
例えばですが、カーペットの下のフローリングや畳、壁や窓のサッシ部分にいつの間にかカビが!なんてことも。
最新の加湿空気清浄機は自動で湿度を調整してくれるものもありますが、安心して機械に完全に頼らずにご自身でも注意してみてください。
余談ですが、カビが生えやすい湿度は約60%以上と言われています。
デメリット3.空気清浄機単体よりちょっと大きい
大きなデメリットとは言えませんが、加湿空気清浄機は空気清浄機に加えてトレーやその他の機能が付くので、空気清浄機単体よりも少しスペースを取ります。
少しでも部屋の広さを確保したい!という方は、あらかじめカタログなどで加湿空気清浄機の大きさを確認するのが良いでしょう。
加湿空気清浄機を買うべき?それとも加湿器と空気清浄機を別々に買うべき?
結論から言うと、どちらにもメリットとデメリットがあるので、あなたがどちらが良いか以下を参考にして選んでいただければと思います。
それぞれのメリットをまとめています。
加湿空気清浄機だけを買うメリット
- 加湿機能と空気清浄機能を同時に使える
- メンテナンス(お手入れ)を忘れにくい
- 場所を取らない
- 実は様々な機能が付いている
メリット1.加湿機能と空気清浄機能を同時に使える
加湿機能と空気清浄機能の一体型(加湿空気清浄機)なら、スイッチ一つでどちらの機能も使えて面倒がありません。
メリット2.メンテナンス(お手入れ)を忘れにくい
メンテナンスも同様で、トレーとフィルターのどちらかのお手入れを忘れる、なんてことも少なくなります。
メリット3.場所を取らない
一体型なので加湿器と空気清浄機の二台分の場所も取りません。
メリット4.実は様々な機能が付いている
ここが重要なのですが、メーカー各社の主流は加湿空気清浄機ですので、様々な機能を競い合うように機能を付けています。
例えばシャープだと『COCORO AIR』という機能があります。
使用者の生活パターンをAIが学習したり、お住いの地域の天気情報などを分析して自動的に運転を変えてくれます。
花粉がひどい時には自動で『花粉運転』、ペットが部屋に入ってきたら『ペット専用運転』、寝る前に『おやすみ運転』に切り替えるとその時間帯に自動でおやすみ運転に切り替えてくれたり・・・他にも専用運転が用意されています。
アプリ上で空気の状況や温度、湿度、フィルターの交換時期などを確認したり、リモコン代わりに遠隔操作することもできます。
色んな機能を楽しみたいのでしたら、加湿機能と空気清浄機能の一体型を買った方がいいでしょう。
関連記事▶【最新版】シャープ加湿空気清浄機シリーズの徹底比較とおすすめについて
加湿器と空気清浄機を別々に買うメリット
- 一般的に加湿器、空気清浄機の性能が特化して強力である。
- 機能を取捨選択できる
- 別々に使用ができるので、部屋間を移動して使える
メリット1.一般的に加湿器、空気清浄機の性能が特化して強力である。
加湿器と空気清浄機がそれぞれ単独の製品の方が、一般的に性能が高いです。
もちろんメーカーや製品によって異なりますので、カタログでスペックを確かめてから購入しましょう。
メリット2.機能を取捨選択できる
また、一体型の加湿空気清浄機を見ると様々な機能がありますが、人によってはCOCORO AIRなんて要らねえ!という人もいるでしょう。
要らない機能を省くことで、加湿器と空気清浄機をそれぞれ安く購入できるのがメリットです。
メリット3.別々に使用ができるので、部屋間を移動して使える
部屋によって加湿器と空気清浄機を別々に使いたい、と言う場合には加湿空気清浄機ではない方が良いですよね。
ただ、加湿空気清浄機の中でも性能が良いものは30畳以上の範囲を網羅できるため、より性能が良いものを選べばこれは解決できるかもしれません。
メーカーが言わない欠点
この記事ではメーカーにとっては言いたくない欠点を赤裸々に語っちゃいます!
同時にメリットもご紹介しますので、長々と書いてしまいますがぜひ最後までご覧ください。
シャープ
シャープの加湿空気清浄機の欠点は『背面吸気』にあります。
後ろから空気を吸い込むので、壁から一定距離を離す必要があり、スペースを取ってしまいます。
公式サイトでは壁から『3cm』離して使うようにと説明していますが、実際は30cm以上は離す必要があると思います。
シャープ公式の推奨通り、壁から3cm離しての使用だと壁がホコリだらけになってしまい、壁紙が黒ずんでしまったりで取り返しのつかないことになってしまいます。
シャープの加湿空気清浄機を選ぶメリットとしては、誰もが知っている『プラズマクラスター』にあります。
脱臭機能や除菌効果、集中力UPの効果が期待できます。
それに加えて販売価格と電気代が他社と比べて比較的安価だというところもメリットではないでしょうか。
ダイキン
ダイキンの加湿空気清浄機の最大の欠点は『メンテナンスの面倒さ』です。
メリットと相反するのですが、ダイキンの加湿空気清浄機はとにかく強力なために、フィルター等のお手入れの頻度が大変多いのです。
詳しくはダイキン公式サイトをご覧いただきたいのですが、最短でも2週間に1回のお手入れが必要です。
メーカーのスペック表示に関する常なのですが、「2週間に1回のお手入れが必要」という事は、実際はもっとお手入れのスパンは短くなってしまう傾向にあります。
また、空気清浄機能が強力なために電気代も他のメーカーの加湿空気清浄機に比べてかかってしまいます。
メリットは加湿空気清浄機能が強力なことですね。
「ダイキンと言えば空調メーカー」と言われるだけあり、加湿空気清浄機能は一級品です。
プラズマクラスターと同様の機能の『アクティブプラズマイオン』を搭載しているのも魅力ですね。
ダイソン
ダイソンの製品には加湿空気清浄機はありません。
そのため加湿器と空気清浄機を別々に買わなくてはいけないのが欠点です。
ダイソンの空気清浄機にはイオン発生装置のような物がついていない事にもご注意ください。
欠点を見過ごすことができるのなら、ダイソンの空気清浄機の最大のメリットは『暖房機能、扇風機機能、空気清浄機能を1台にまとめた製品』を選ぶことができることだと思います。
温風ヒーターと扇風機、そして空気清浄機が一体となった製品がありますので、場所もシーズンも気にせず使用することができます。
また、ダイソンの製品ラインナップには加湿器と空気清浄機がありますので、同じメーカーで統一できるのがメリットです。
関連記事▶【最新版】ダイソン扇風機の空気清浄機シリーズの徹底比較とおすすめについて
パナソニック・日立
両社の加湿空気清浄機の欠点はズバリ『平凡』。
性能、機能ともにずば抜けて素晴らしい!という部分がありません。
かと言ってダメ、というわけではなく、言い換えれば至極堅実といった製品です。
「奇をてらった製品じゃなく、手堅い製品が欲しい」という場合はこの2社の製品がおすすめ。
ちょっとしたアクセントとして、パナソニックは『ナノイー』、日立は『光アクティブ脱臭』といったプラズマクラスターに似たような機能を搭載しています。
さらにパナソニック、日立両社ともにお手入れが比較的簡単であることがメリットになります。
少しでもお手入れを楽したい、という方にはこの2社の製品がおすすめです。
あとはデザインで選んじゃってください(笑)
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマの加湿空気清浄機の欠点は『ほぼ個人用』という点です。
最大でも18畳までが適用範囲で(2019年1月現在)それ以上の広さの部屋では物足りない性能です。
アイリスオーヤマの加湿空気清浄機を選ぶのなら、書斎や寝室などのある程度狭い部屋で使いましょう。
また、プラズマクラスターなどのイオンを発生させる機能がないことも欠点と言えます。
メリットとしては安価であること。
安価である割にはそれなりに良い性能を搭載していること。
以上の2点がアイリスオーヤマの加湿空気清浄機を選ぶ利点になります。
まとめ
空気清浄機と加湿空気清浄機のメリットとデメリットをまとめてみました。
また簡単に要約しておくと↓
(加湿)空気清浄機を置くメリットは以下があげられます。
対してデメリットは以下が考えられます。
加湿空気清浄機を選ぶべきか、それとも加湿器と空気清浄機の別々を手に入れるべきか、という点に関しては以下の要因を考える必要があります。
- 様々な機能を楽しみたいor余計な機能はいらない
- スペースが気になるorスペースは気にならない
- 面倒なお手入れが嫌or面倒なお手入れでも大丈夫
ただ、やはりスペースの問題は個人的に大きいと思うので、加湿空気清浄機の性能が良いもので広範囲まで網羅できるものがおすすめです。
加湿空気清浄機は決して安くはないお買い物です。
あなたがこの記事を参考にして加湿空気清浄機を選んでくれたのなら嬉しく思います!
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