こたつは部屋全体をあたためるヒーターとは違い、集中的に足などを温めることができる暖房器具です。
もともとこたつはヒーターなどよりも消費電力が小さく、省エネに役立ちます。特に1人用や2人用こたつはコンパクトで、すぐに中があたたまるため、より電気代節約につながります。
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今回は一人暮らしにぴったりの一人用こたつと、少し大きめの2人用こたつを紹介します!
こたつは種類がたくさんあってどれを選んだら迷ってしまうので、こたつの選び方のポイントとおすすめを紹介します!
まずは一人用こたつの選び方から説明していきます。
一人用のこたつの選び方
一人用のこたつの選び方について、私のおすすめを紹介しておきます。
- 一人用のこたつのサイズはどう選ぶ?
- こたつの形はテーブル型か箱型か?
- その他便利な機能が付いているこたつの種類について
- インテリアに合わせたおしゃれなデザインのこたつがおすすめ
選び方1.一人用こたつはサイズはどう選ぶ?
一人用こたつの特徴はそのサイズです。
こたつというと、茶の間に置かれていて家族皆が暖をとる大きめの家具というイメージがあるかと思いますが、そんな家庭用タイプのこたつと比べれば、一人用こたつはかなりミニサイズで良いですよね?
例えば一人暮らしであれば、1Kやワンルームなどといったコンパクトな間取りも珍しくはありませんが、一人用のこたつなら置いても狭く感じることはまずないと思います。
一人用こたつの中でもさらにサイズに幅があり、通常のセンターテーブルなどよりも小さなサイズのものから、2人ほどなら同時に使用できそうなサイズまで、サイズ感が異なります。
ちなみに、部屋を広く見せたい場合は、高さがあまりないロータイプの一人用こたつがおすすめです。
選び方2.こたつの形はテーブル型か箱型か?
一人用こたつは形状もさまざまです。
おおまかにはテーブルの形状のものと、箱のような形状のものにタイプが分かれます。
テーブルの形状のものは、その中でも円卓型のものや、四角い形のもの、高さがあり椅子とセットになっている「ハイタイプ」など、複数の種類があります。
シーズンごとに家具を出したりしまったりするのは面倒ですよね?
テーブル形状は、こたつ布団を外せば普通のテーブルとして使えるものが多く、通年出したままにできるところが便利です。また、仕舞わなくていいので、収納スペースのことを考える必要があまりないことも嬉しいポイントです。
箱型のタイプは、ヒーターを枠で箱型に囲んだような形状をしていて、上からこたつ布団や毛布などをかけ使用します。
テーブル型のものよりサイズが小さく、ちょっとしたスペースにも設置できるところが強みです。
こたつ布団を外せばヒーターのような使い方もできます。収納場所にもあまり困りません。
テーブル型と箱型、どちらのタイプにもそれぞれ特徴があるので、自分の使い方をイメージしながら選ぶのが良いと思います。
例えば、こたつでご飯を食べる場合は、テーブル型がおすすめです。箱型タイプの場合は天板付きのタイプがおすすめです。
限られたスペースに設置したいという場合は、箱型の方がよりおすすめです。
自分が実際利用する場面をシミュレーションして、どの形状のこたつを選ぶべきか考えましょう。
選び方3.その他便利な機能が付いているこたつの種類について
さまざまな便利な機能が付いている一人用こたつもあるので、機能性に注目してこたつを選ぶのも良いと思います。
以下参考に、代表的な機能性こたつを紹介しておきます。
- 安全装置付きのこたつ ⇒安全性を重視したい方におすすめ。
- 温度調節が可能なこたつ ⇒こたつの温度を変えたい方におすすめ。
- リモコンなどが付いているこたつ ⇒より操作がスムーズになります。
- 脚を折りたためるタイプのこたつ ⇒シーズンオフに収納しておく場合は、省スペースに片づけられて便利です。
選び方4.インテリアに合わせたおしゃれなデザインのこたつがおすすめ
インテリアにこだわっている方なら、こたつにもデザイン性を求めたいのではないでしょうか?
一人用こたつにもおしゃれなデザインの商品が多数あるので、お部屋の雰囲気と合わせて選ぶのも良いと思います。
ナチュラルなウッド調のタイプや、ダークブラウンなどシックなカラーで落ち着いた雰囲気のタイプなど、普通のテーブルとして違和感なく使えるデザインなら、1年を通して設置しておきやすいですよね。
シーズンオフはこたつ布団を外してそのままテーブルとして使いたいという方は、テーブルのみにしたときにどのようなデザインなのかもチェックしておくのがおすすめです。
ヒーター部分があまりにも丸見えだったりすると、インテリアにそぐわないと感じる可能性もあります。
おすすめの一人用こたつ
上記の一人用のこたつの選び方を踏まえて、個人的におすすめのこたつを3つ紹介します!
おすすめこたつ1:「一人用こたつMPQ-102B(N)」(メトロ工業)
味のある木のようなダークブラウンのカラーが特徴的な箱型のミニこたつです。
どことなくレトロ家具を思わせる雰囲気がおしゃれで、和風の部屋にもぴったりのデザインです。
幅30cm・奥行30cm・高さ24.4cmと、非常にコンパクトなサイズ感も魅力的です。
温度調節機能も付いていますし、速く暖まりやすいコルチェヒーターを搭載しているため、帰宅してからスイッチを入れた後、すぐに暖を取ることもできます。また、二カ所にヒューズを入れた安心構造で、安全に使用できるところも嬉しいポイントです。
さらに、こちらの商品の大きな魅力は、価格が非常にリーズナブルな点です。機能性のバランスも良いため、安くて使えるこたつを買いたいという方にはおすすめです。
おすすめこたつ2:「一人用こたつ VGA-582(DB)」(山善)
高さがある正方形のこたつテーブル・こたつ布団・椅子が全てセットになっています。
組み立ても不要なので箱から出してそのまますぐに使い始めることができます。
椅子の後ろ側の足元に布製の幕が付いているため、足元から冷たい外気が入ったり、こたつの中の暖かい空気が逃げたりするのを防ぐことができます。まさに、こたつのための椅子です。
こたつ布団を外せば、そのまま椅子付きのテーブルとして通年使えます。
機能性と価格のバランスが良く、個人的には最もおすすめのこたつです。
こたつは床に座って入るイメージが強いですが、こちらの商品のように椅子付きであれば、背もたれに背中をあずけつつのんびりくつろぐことができます。また、椅子付きなので洋風のお部屋にも違和感なく馴染むと思います。
おすすめこたつ3.タンスのゲン パーソナルこたつ MS-303H
価格もサイズもコンパクトなので、コストをおさえたい人におすすめな1人用こたつです。
サイズは70×70cmの正方形タイプで高さ35cmと、どんな部屋のレイアウトでも使いやすいサイズです。
脚はねじ式で安定感があり、天板の滑り止めが付いているのでテーブルとしても使用しやすく一年中使えます。
木目調の天板は温もりが感じられるデザインでリバーシブルになっているので部屋の雰囲気や気分に合わせてチェンジすることができます。
ヒーターには国内シェアNO1のメトロ電気興業のU字形石英管ヒーターを採用しています。かなりコスパの良いこたつです。
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ポイントチェック!2人用のこたつの選び方とは?
2人用こたつの選び方のポイントとしては、形・サイズ・脚・ヒーター・機能をチェックするのがおすすめです。以下に簡単にご紹介します。
中でも2人用のこたつも小型なため、部屋をすっきりとさせられて人気です。
そんな2人用こたつの選び方と厳選したおすすめのものを紹介するので、ぜひ参考にしてください!
選び方1.形は正方形がおすすめ!
2人用こたつには主に長方形・正方形・円形の3つの形があります。
長方形は一番ポピュラーで人気の形のためサイズが豊富に揃っています。
一般的な形なので価格もリーズナブルなものが多いです。
正方形は長方形よりも、よりコンパクトな印象にすることができ、スペースを有効に使用することが可能なので2人用に最適な形です。
四隅に切れ込みの入った省スペース設計のこたつぶとんを使用することで、こたつぶとんが余分なスペースを占領しません。
円形はこたつのどこからでも足を入れることができるので、自由度が高いのが特徴です。
角のない形のため優しい印象を与えることができインテリア性も高いです。
選び方2.机のサイズは80cm程度がおすすめ!
2人用こたつはコンパクトなものが多いですが、部屋とのバランスを見てサイズや形を決めましょう。
こたつを置いたら部屋の中を移動しにくくなったという失敗がないように、バランスの良いサイズを選ぶ必要があります。
2人用こたつの長方形タイプなら、一つの目安として105X75cmが使いやすいサイズです。
正方形タイプは長方形ほどサイズ展開が豊富ではありません。80X80cmまたは90X90cmの2つが主流です。
円形タイプは2人用なら直径が80cm〜90cmのものが使い勝手が良いです。
以下で厳選したおすすめの2人用こたつでは、上記のサイズを踏襲できているこたつを紹介しています!
選び方3.脚は折りたたみタイプがおすすめ!
2人用こたつを選ぶ際には脚にも注目してみてください。
こたつの脚は実は重要なチェックポイントなので、形状や長さをしっかりと確認してみてください。
脚の形状は固定タイプと折りたたみタイプがあります。
固定タイプの多くはねじ式を採用し、脚をねじで天板に固定します。
しっかりと固定するので安定性が高く、冬以外の季節もそのまま使用する場合には固定タイプが最適です。
折りたたみタイプは、脚を折り畳んでコンパクトにすることができます。
冬以外は使用しない方や、使用しない時にはこたつを片付けて部屋を広くしたい方にぴったりです。折りたたむのも広げるのもサッとできるので収納力に優れています。
こたつでどのように過ごすかによって適切なこたつの高さは変わってきますよね?脚の長さがこたつの高さになります。自分の希望の高さなのか確認しておきましょう。
こたつで食事をする場合には、高すぎても低すぎても食べにくいので一般的に高さ35cmが最適だと言われています。
ただし、こたつでクッションや座椅子を使う場合には、その厚さ分を高さにプラスしないと足が伸ばしにくい、膝が天板にぶつかるなどの問題が出てしまいます。そのあたりも加味して選びましょう。
こたつの中には脚の長さを継ぎ足して調節する「継ぎ脚」ができる種類もあります。
実際には、仕舞いたくなるときもあったりするので、折りたためた方が便利です。
ヒーター
ヒーター(熱源)の性能は、スイッチを入れてから、どのくらいの速さであたたかくなるかという点に関わってきます。またヒーターには寿命があるため、こたつにどの種類のヒーターが搭載されているかは意外と重要です。
ヒーターには様々な種類があります。以下、参考に記載しておきます。
石英管ヒーター | 昔からよく使用されているのが石英管ヒーターです。 遠赤外線を多く放出するので、ぽかぽかしたあたたかさを感じることができるという特徴を持っています。 |
ハロゲンヒーター | あたたまるまでが速く、石英管ヒーターよりも寿命が長いです。 |
コルチェヒーター | ハロゲンヒーターよりも、さらに速くあたたまり寿命も長いというメリットがあります。 |
フラットヒーター | 薄型のためこたつの中のスペースが広く、消費電力が少なく電気代の節約に役立ちます。 ただ欠点として、スイッチを入れてからあたたかくなるまでに時間がかかってしまいます。 |
カーボンヒーター | 最もあたたかさがあり、消費電力はハロゲンヒーターの半分におさえることができます。 |
機能
こたつをよく付けたままにしてしまう方にはタイマー機能がついたこたつを推奨します。
タイマー機能を使えば設定時間になったら自動的に電源が切れるので、うっかりスイッチを切り忘れても安心です。それ以外にも消費電力をおさえるエコモードや、こたつに誰も入っていないときには電力をおさえる人感センサー機能などもあります。
大人気!2人用のこたつを徹底比較!
省スペースでデザインも豊富な2人用のこたつの中で人気の3つを比較します。こたつに重要なサイズや高さなどを比較し、特徴をまとめましたので参考になれば嬉しいです。
おすすめこたつ1.「手元コントローラー ダイニングこたつ 2人用 68140073」(タンスのゲン)
こちらのこたつは幅80×80cmです。
見た目がおしゃれなので、機能性とともにデザイン性にこだわりたいという方も満足できるのではないでしょうか。
ハロゲンヒーターを使用しており、速暖機能が付いていて、2秒で暖かくなるのが売りです。寿命も約8000時間(約8年ほど)と優秀です。
寒いと思った時にすぐに温めることができるので、非常に便利です!
天板は木目が美しく、ナチュラルな雰囲気が漂います。
ほかの2人用こたつと比較すると、少々高額な部類に入りますが、机としても使えるので、こたつ布団を片付ければ冬以外でも使えます。年中使えることを考えれば、決して高くはないと思います。
おすすめこたつ2.アイリスプラザ(IRIS PLAZA)7128404
正方形タイプの2人用こたつで、脚を折りたたむことができるので収納の場所に困りません。
折りたたむと幅10cmと非常にコンパクトになるため、オフシーズンで片付けるときに便利です。
単純に机としても使えるのでおすすめのこたつです。
68×68cmと小ぶりなサイズですが、高さは36cmと一般的な高さよりも少し高いので足を入れやすい設計になっています。
国産のメトロ電気興業の石英管ヒーターを使用しているので安価で、安心設計です。コスパが良いこたつです。
おすすめこたつ3.フラップシップファニチャー 4段階こたつ
天然木天板を使用しているので、ナチュラルな雰囲気をもったスタイリッシュな2人用こたつです。
ウォールナットの木目がモダンテイストなため様々な部屋にマッチします。
こちらの2人用こたつは以下の点でおすすめです。
こたつを高くすることで、クッションや座椅子だけではなくソファーとも組み合わせて使用することができます。
高級感のある作りのため冬はこたつとして使用し、オフシーズンにはリビングテーブルとして使用できますよ!
遠赤外線効果も高いので体がしっかりとあたたまるのもポイントが高いです。
本体にはこたつコードを収納できる収納ボックスが付いているので、オフシーズンのコードの置き場にも困らず、コードの紛失も防止できます。
こたつ布団を使用しない時には、ねじで天板を固定することができるので、テーブル使用時に天板がずれてしまうこともありません。個人的にはオフシーズンにテーブルとして使ってもこたつに見えないので、このデザインはイチオシです。
カーボンヒーター使用なので、とても暖かく、しかもハロゲンヒーターの半分程度の消費電力です。ランニングコストがかなり抑えられます。
デザインと機能性から予算がつくなら個人的に一番おすすめの2人用のこたつです↓
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