シャープの製品のみに関わらず、加湿空気清浄機はお手入れが必要です。
お手入れを怠ってしまうと
などの悪影響が生じてしまいます。
それを未然に防ぐためにも、定期的なお手入れが必要になります。
今回の記事ではシャープの加湿空気清浄機に限定して、お手入れの頻度や方法についてまとめました。
また、お手入れにあたって注意点もご紹介していきます。
シャープ加湿空気清浄機のお手入れ箇所
精密機械ですので、お手入れ箇所はたくさんあります。
特に以下の6点がお手入れポイントになります。
①4つのフィルター
②給水タンク
③パネル
④センサー
⑤プラズマクラスターイオン発生ユニット
⑥ダストボックス
ここからは詳しく、お手入れの仕方と頻度、交換方法や注意点をまとめていきます。
今回の解説で代表してご紹介するのはKI-JP100という製品です。
2019年現在、シャープの加湿空気清浄機のハイエンドモデルになります。
なお、お手入れの際の注意点なのですが、必ず電源プラグをコンセントから抜いてからお手入れをしてください。
感電やケガの恐れがあります。
フィルターのお手入れについて
機種にもよりますが、シャープの加湿空気清浄機に共通するフィルターは以下の4種類です。
- 集じんフィルター(静電HEPAフィルター)
- 脱臭フィルター(ガスもと~る脱臭フィルター)
- プレフィルター(抗菌・防カビホコリブロックプレフィルター)
- 加湿フィルター(抗菌・防カビ加湿フィルター)
()内が正式名称ですが、当サイト内では前者の略称でまとめていきます。
各フィルターの働きは?詰まるとどうなるの?
フィルターのお手入れ方法について説明する前に、フィルターの働きと、万一お手入れをしなかった場合どうなるかをまとめてみました。
各フィルターがどんな役割をしているのか?お手入れをしないとどうなってしまうのか?
それらを知ることでお手入れの重要さが分かってもらえると思います。
簡単な表にしてみましたのでご覧ください。
フィルターの働き | フィルターが詰まると…? | |
集じん フィルター |
埃を取る |
|
脱臭 フィルター |
臭いを取る | 運転中、臭いが発生してしまう |
プレ フィルター |
|
|
加湿 フィルター |
|
|
上の表にあげたのはほんの一例です。
他にも様々な障害が起きてしまうので、できるだけこまめなお手入れが必要ということがわかります。
特に、フィルターの効果が薄くなり、嫌な臭いが充満してしまうと困りますよね?
実際に各種フィルターのお手入れを怠ると加湿空気清浄機が正しく機能せずに、臭いが発生する場合があります。
関連記事▶シャープ加湿空気清浄機の臭いはどう?評判や対策を紹介
次にフィルターのお手入れの頻度について解説していきます。
フィルターのお手入れ頻度
シャープの加湿空気清浄機には、各種フィルターのお手入れが必要になったらお知らせしてくれる機能があります。(機種によって異なります)
もちろんそのお知らせを頼りにするのもいいのですが、あらかじめ決まった時期にお手入れをするのがベストです。
各種フィルターのお手入れの頻度について、簡単ですが表にしました。
シャープ公式がおすすめするお手入れ頻度 | |
集じんフィルター | 少しでも臭いが気になったら |
脱臭フィルター | 少しでも臭いが気になったら |
プレフィルター | 1 カ月に 1 回程度 |
加湿フィルター | 1 カ月に 1 回程度 |
フィルター毎にお手入れ頻度が違うので、面倒ならフィルターを全部まとめて「1カ月に1回のお手入れ」がおすすめですよ!
特に脱臭・加湿フィルターは見た目には汚れはあまり見えません。
少しでも臭いが気になったらお手入れしましょう。
それでは具体的なお手入れ方法について説明していきます。
フィルターの掃除方法・交換方法
集じんフィルター、脱臭フィルター
上の図のように背部のパネルを開けると…
脱臭フィルター、集じんフィルターの順に取り出すことができます。
図の説明通りに、集じんフィルターはタグのある面だけ。脱臭フィルターは両面を掃除機でホコリを吸い取ってください。
見えるホコリがなくなったらお掃除は完了です。
フィルターを元に戻す際は、集じんフィルター、脱臭フィルターの順ではめてください。
パネルを戻して終了です。
買い替えの場合はこちら(集じんフィルター)↓
脱臭フィルター↓
プレフィルター
プレフィルターは背面パネルに搭載されています。
背面パネルを外すと見えるのがプレフィルターのおさえですので、まずこれを外します。
図の説明通りの順番と矢印に従って外していくと、プレフィルターを取り外すことができます。
プレフィルターは台所用洗剤で10分間つけ置きしましょう。
洗い流したら陰干しして、十分乾かしてから取り付けてください。
乾燥機やドライヤー、日なたなどで乾かしてしまうと、フィルターの目が縮んでしまってフィルターが正常に機能しません。
なので陰干しで自然乾燥させましょう。
使い捨てもあります↓
加湿フィルター
本体側面のタンクとトレーを引き出すと、加湿フィルターがあります。
水道の水で洗い流してください。
このとき、トレーの水も捨ててしまいましょう。
トレーの水にカビが生えたり雑菌が繁殖して、悪臭を放つ原因になります。
加湿フィルターを元に戻したら、必ず加湿お手入れランプを3秒以上長押ししてください。
加湿お手入れランプが点いていても、点いていなくても3秒以上長押しする必要があります。
また、加湿フィルターの汚れや臭いがひどい時には以下の方法を試してみてください。
新品はこちら↓
給水タンクのお手入れについて
給水タンクはほとんどの製品で側面に設置されています。
頻繁に水を取り替えても、給水タンク内には雑菌が繁殖する可能性がありますので、定期的にお手入れをしましょう。
お手入れの時期の目安は、給水タンクの水が汚れているように見えたり、吹出口からの臭いが気になったときです。
お手入れ方法は、給水タンクに水を少量入れて、フタをして振り洗いするだけでOKです。
しかしお手入れを放置してしまうと、タンクキャップに白い汚れがつくことがあります。
これが悪臭の原因になるので、歯ブラシなどで取り除きましょう。
パネルのお手入れについて
パネルは柔らかい布で水拭きしましょう。
シャープ公式では1か月に1度のお手入れを推奨していますが、こちらも気になったらササっと拭いちゃってください。
パネルの掃除の注意点なのですが、洗剤などを使うのはNGです。
シンナーやアルコール、クレンザーや漂白剤、その他アルカリ性の合成洗剤は使用すると、パネルが変形したり、変色する恐れがあります。
なので水できつく絞った柔らかい布で拭いてください。
センサーのお手入れについて
シャープの加湿空気清浄機には様々なセンサー機能がありますが、全てのセンサーは2か所に集約されています。
背面パネルを開くとセンサーフィルターの裏に1つ目のセンサーがありますので、そこを掃除機で吸い取りましょう。
もう1つのセンサーはタンクの上部、取っ手の下側についていますので、これも掃除機で吸い取ってください。
1カ月に1度、掃除機で見えるホコリが取れればお手入れ完了です。
センサーが利かなくなったかも?と思ったときは、センサーフィルターを水洗いしてください。
センサーフィルターも必ず、十分に乾いてから取り付けるようにしましょう。
濡れているとセンサーが正常に機能しなくなります。
プラズマクラスターイオン発生ユニットのお手入れについて
上の画像がプラズマクラスターイオン発生ユニットです。
このユニットの、製品側の電極部分を掃除するのが目的です。
こまめにお手入れをしないと、高濃度プラズマクラスターイオンを安定して放出することができなくなります。
1日24時間使用して、約6カ月に1度のお手入れでOKです。
給水タンクの反対側にユニットフタがあります。
開けると…
ユニットホルダーが2つと、清掃ブラシが内蔵されていますので取り出しましょう。
ユニットホルダーの電極をブラシで掃除しましょう。
合計4カ所の電極を掃除することになります。
ダストボックスのお手入れについて
プレフィルターを自動で掃除したホコリを貯めているのがダストボックスです。
お手入れ頻度は、ゴミ捨てランプが点灯したときで大丈夫です。
1日24時間の使用で6カ月ほどで点灯します。
背面パネルの裏側にダストボックスがあります。
ダストボックスを取り出しフタを開けると、ブラシとくし歯がありますので外しましょう。
中に入ってるゴミ、ホコリを捨てて元に戻せばお手入れ完了です。
まとめ
お手入れ箇所はたくさんありますが、定期的にお手入れをすることで、加湿空気清浄機の本来の性能を十分に発揮することができます。
逆に言うと、お手入れを欠かしてしまうと、本来の性能が十分に発揮できません。
お手入れ頻度は各箇所によって異なりますが、フィルターのお手入れに合わせて1か月に1回、時間を作ってお掃除することをおすすめします。
多少面倒かもしれませんが、できるだけこまめなお手入れをおすすめします。
2019年現在、シャープの加湿空気清浄機のハイエンドモデル↓
以下、シャープの加湿空気清浄機シリーズの比較解説です。
臭いが発生してしまってる場合には買い替えもアリだと思います。
コメント