日立のオーブンレンジは人気ランキングにも入っているほど評価が高く、よく売れているオーブンレンジです。
種類としてはヘルシーシェフと通常のオーブンレンジの2つのシリーズが展開されており、それぞれ搭載している機能も異なります。
今回は日立のオーブンレンジのシリーズやモデルごとの違いを解説し、全シリーズを比較したうえでおすすめのモデルを3つご紹介します。
オーブンレンジでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください!
エントリーモデル▶︎MRO-F5Y…安い。18Lで1人暮らしの方におすすめ
コスパ最強モデル▶︎ヘルシーシェフ MRO-S7X…日立のなかでも一番売れてる!機能面と価格◎
ハイグレードモデル▶︎ヘルシーシェフ MRO-W1Z…高性能!パンやスイーツなども調理可能で料理の幅が広がる。料理をよくする方・料理好きの方におすすめ
では、詳しく見ていきましょう!
日立電子オーブンレンジ全シリーズの比較表
日立電子オーブンレンジの現行品は6モデル(2021年10月現在)あります。
日立電子オーブンレンジの特徴
日立電子オーブンレンジには大きく分けて2種類、高機能な「ヘルシーシェフ」と通常のオーブンレンジのシリーズがあります。
ヘルシーシェフシリーズ
ヘルシーシェフのいちばんの特徴は「加熱水蒸気」を使って調理ができることです。100℃以上に加熱した加熱水蒸気によって、油を使わないヘルシーな料理が作れます。また豊富なセンサーも搭載しているため、自動で適切な温度で調理してくれます。
これらの機能によりさまざまな料理を簡単に作れるようになるので、ヘルシーシェフシリーズがあれば食卓を彩りあるものにすることができます。
ただ高機能なため、少し価格が高めになります。
通常のオーブンレンジシリーズ
加熱水蒸気での調理に対応していないのが通常のオーブンレンジシリーズです。レンジ・オーブン・グリル機能がついているので、普段の料理に必要な機能はじゅうぶん揃っています。ヘルシーシェフシリーズよりも小型でシンプルな見た目なのが特徴で、価格も抑えめです。
加熱水蒸気は使えませんが、レンジとオーブンの機能を組み合わせることでヘルシーメニューも調理できます。スチーム機能がついているモデルもあり、料理の幅が広がります。
日立電子オーブンレンジの選び方
選び方①:容量・サイズで選ぶ
容量やサイズはオーブンレンジを選ぶうえで重要なポイントです。
家族の人数や使い方によって必要な容量は変わってきます。購入したあとに後悔しないためにも、使うときのことを考えて機種を選ぶようにしましょう。設置場所と本体サイズを事前に確認しておくことも大切です。
容量の目安は以下を参考にしてください。
〜15L | 1人暮らし、お弁当を温める程度しか使わない方向け |
16〜20L | 1人暮らし向け |
21〜25L | 2人暮らし向け |
26〜30L | 3〜4人暮らし向け |
31L〜 | 5人以上暮らし向け |
ちなみに、オーブンレンジで見落としがちなのはドアの開き方。主にたて開きとよこ開きがありますが、生活スタイルによってはそれが不便になったりもします。
たとえば、よこ開きは利き手によって開けづらくなることも。しかしドアが障害にならないので高い位置にオーブンレンジを置いても中身が取り出しやすいです。
たて開きは利き手による不便はありませんが、高いところに置くとドアが邪魔になって中身が取り出しにくくなってしまう可能性があります。
オーブンレンジを置く場所や主に使う人の利き手のことを考慮しながらオーブンレンジを選びましょう。
日立の場合は、ほとんどのオーブンレンジがたて開きです。
日立のオーブンレンジ容量の目安
1人暮らし向け | 2人暮らし向け | 3〜4人暮らし向け | 5人以上暮らし向け | ||
18L | 22L | 30L | 31L | ||
MRO-F5Y |
MRO-F6Y |
MRO-S7Z |
MRO-W10Z |
MRO-W1Z |
MRO-S8Z |
選び方②:レンジ機能で選ぶ
レンジ機能をよく使う方はレンジの性能も重視するポイントです。
最大出力W数は約500Wから1000Wと開きがあり、ボタンひとつでその食材にあった温め方をしてくれる「自動あたためメニュー」や解凍に優れた機能など、機種によって異なる性能を持っています。
より均一にスピーディーに温められる高性能なセンサーや高機能マイクロ波「サイクロンウェーブ」を搭載しているものもあります。
レンジ機能をよく使う方は、最大出力が1000W・高性能センサーがついているものを選ぶのがおすすめです。
日立のオーブンレンジのレンジ機能比較
- センサーの種類
- 便利機能
ポイント1.センサーの種類
センサーを搭載しているオーブンレンジだと、自動あたため機能が使えたり、効率的にムラなく食材をあたためることができたりします。
日立のオーブンレンジのセンサーには、Wスキャン(重量センサー+センター赤外線センサー)/温度センサー/重量センサー/蒸気・温度センサー/温度センサーがあります。
・赤外線センサー…食材の表面温度によって加熱時間を調節する
・温度センサー…庫内の温度を計る。主にオーブンで使用
・蒸気センサー…食材を加熱したときに出る蒸気によって加熱時間を調節する
ポイント2.便利機能
日立のオーブンレンジには2品同時あたためという機能がついているモデルがあります。
2品同時あたためとは、異なる2種類の食材を同時にあたためられる機能です。センサーでそれぞれの食材の温度や重さを計って効率的にあたためてくれます。時間のない朝やたくさんの量を調理するときに便利な機能です。
選び方③:オーブン機能で選ぶ
オーブンを使えば料理の幅も広がります。料理好きの方・オーブンを使った料理をよくする方はオーブン機能も気になりますよね。
設定温度の幅や加熱方式などは機種によって異なりますので、自分の料理スタイルに合わせて考えてみましょう。
日立のオーブンレンジのオーブン機能比較
- 加熱方式とヒーターの種類・段数
ポイント.加熱方式とヒーターの種類・段数
日立のオーブンレンジの加熱方式は熱風式とヒーター式があります。最新の高性能なモデルは熱風式になっています。
熱風式とは、ファンで熱風を庫内に循環させ、ムラなく均一に食材があたたまるようにしてくれるもので、2段調理もできるようになりました。
一度にたくさんの料理を作ったり、2段で違う料理を作ることも可能です。
ヒーターにも種類があり、日立ではダブル高速ヒーターと上下平面ヒーター、上:管ヒーター/下:平面ヒーターがあります。
温度上昇の早い高速ヒーターを2本搭載しているダブル高速ヒーターは、オーブンを使う際の予熱をすばやくおこない、調理の時短につながります。
ダブル高速ヒーターは最新のヘルシーシェフシリーズに搭載されています。
選び方④グリル機能で選ぶ
グリルも料理でよく使いますよね。グリルの性能も機種によって差が出てきます。
グリルとは、ヒーターの熱を使って予熱なしで表面をこんがり焼き上げるものです。
日立のオーブンレンジのグリル機能比較
MRO-W10Z | MRO-W1Z | MRO-S8Z | MRO-S7Z | MRO-F6Y | MRO-F5Y | |
加熱 方式 |
大火力平面 グリル |
大火力平面 グリル |
上下平面 ヒーターグリル |
上下平面 ヒーターグリル |
上下平面 ヒーターグリル |
上:管ヒーター 下:平面ヒーターグリル |
加熱方式の違い
日立の一部のヘルシーシェフシリーズでは、グリルに大火力平面グリルを採用しています。
このグリルは平面の大火力ヒーターによって、表面にこんがりと焼き色をつけます。ヒーターは露出しておらず、天面が平たくなっているので拭き掃除も簡単でお手入れがしやすくなっています。
選び方④使いやすさで選ぶ
オーブンレンジは日常的に使うものなので、使い勝手やお手入れのしやすさも重視したいところ。日立のオーブンレンジにはレンジやオーブン機能以外にも、日々の生活をラクにする便利な機能もたくさんあります。
1.スマホ連携
スマホアプリ「ヘルシーシェフアプリ」を使えば、オーブンレンジ本体に入っているレシピ以外の新しいメニューを増やすことができます。オーブンレンジを使って作れる献立を次々と提案してくれるので毎日の献立にも困りません。
アプリで配信されたレシピのなかからお好みのものを選び、レシピに書いてある出力(W)やオーブンの温度を本体に設定できます。
スマートフォンと連携できるモデルなら、作りたいメニューをスマホから本体に送ることも可能です。仕上がりの調整も本体を操作することなくできるので、ラクにメニューの設定ができます。
また、スマホから本体設定を変えたり調理中でも予熱終了や調理終了などをプッシュ通知で教えてくれたりするので、本体から離れていても大丈夫。オーブンレンジで調理しているあいだに他の家事をすすめたり、一息つくことだってできちゃいます。
2.お手入れのしやすさ
オーブンレンジは毎日のように使うものなので、においがついたり汚れてしまったりするのは避けられません。そこで大切なのはお手入れのしやすさです。
衛生的に長く使い続けるためにも、お手入れの方法は事前に確認しておきましょう。
外して丸洗いテーブルプレート
日立のオーブンレンジの庫内はほとんどが外して丸洗いできるテーブルプレートになっています。セラミック製の白いプレートなので汚れも見つけやすく、落としやすいです。
調理中に発生した水滴や食品クズをためてくれる受け皿があるモデルもあります。この給水タンクやつゆ受けも外して水で洗えるので衛生的にも安心です。
お手入れコース
過熱水蒸気オーブンレンジには、大量のスチームを使って汚れを落としやすくしてくれる清掃機能もあります。庫内の油汚れを焼き切って脱臭したり、給水用のパイプ内の水抜きもできたりします。
3.デザイン
日立のオーブンレンジは暮らしに馴染みやすいシンプルなデザインも特徴のひとつです。上の画像はヘルシーシェフ MRO-W1Zというモデルです。あたたかみのあるマット仕上げがシンプルなデザインを引き立てています。
オーブンレンジはキッチンでも目立つものなので、デザインにこだわって選んでみるのもおすすめです。
日立電子オーブンレンジのおすすめ3選
最後に、ここまでの比較をふまえた日立のオーブンレンジのおすすめをエントリーモデル・コスパ最強モデル・ハイグレードモデルの3つに分けてご紹介します!
エントリーモデル▶︎MRO-F5Y
エントリーモデルとしておすすめなのがMRO-F5Yです。
機能はいたってシンプルで、容量は18Lで1人暮らしにもぴったり。必要な機能だけを揃えており、操作も簡単です。フラット庫内なのでコンビニの四角い容器も出し入れしやすく、汚れたときもラクに拭くことができます。
日立のオーブンレンジのなかではエントリーモデルですが、レンジの最高出力は950Wなのでしっかりあたためることが可能です。
もっと安いのがいい!という方にはMRO-TT5もおすすめです。
型落ち品のため、価格がグッと抑えられています。使用頻度の高い冷凍ごはんやコンビニ弁当などのダイレクトキーを搭載しており、1人暮らしの方に最適なモデルです。もちろんオーブンやグリル機能もじゅうぶん使えます。
コスパ最強モデル▶︎ヘルシーシェフ MRO-S7X
コスパが最強なのはヘルシーシェフ MRO-S7X。
過熱水蒸気を搭載したヘルシーシェフシリーズのモデルです。加熱水蒸気とレンジ・オーブン・グリルを組み合わせることによって油を使わない「ヘルシーメニュー」が作れるようになっています。
庫内の背面と側面にはシリコン系塗装が施されており、お手入れも簡単。型落ちモデルなため、価格も抑えめでリーズナブルです。
ハイグレードモデル▶︎ヘルシーシェフ MRO-W1Z
豊富な機能を搭載しているハイグレードなモデルはヘルシーシェフ MRO-W1Zです。
重さと表面温度によって時間と加熱パワーをオートコントロールする「Wスキャン」を搭載し、オーブンは熱風式で2段調理も可能。
本体にはオーブンレンジで作れるたくさんのメニューが登録されており、オート調理もできるようになっています。スマホ連携もできるので専用アプリから本体にメニューを追加することも可能で、購入したあとも次々とレシピを追加できます。
容量は30Lで、ご家族で使う方におすすめのモデルです。
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