プリンターの大手メーカーであるエプソンですが、エプソンは写真印刷に特化しているのが特徴ですので、写真をメインに印刷したいと考えている人にオススメのメーカーです。
有名なのはColorio(カラリオ)ですが、用途によってはColorio以外の種類がおすすめなことも。
ラインナップが複数ありますので、現在販売されているエプソンのプリンター15種類を元家電量販店の店員目線で比較していきます!
種類が多くて悩んでいる人向けに選ぶポイントを紹介していくね
エプソンの各種プリンター比較表
エプソンのプリンター15種類を特徴5つを軸にした比較表にしてみました。
比較表は
- Colorio複合機モデル
- エコタンク搭載モデル
- 単機能モデル、カラリオミー、ハガキプリンター
に分けてあります。
まずは、自分にはどんなモデルが合っているのかチェックしておきましょう。
それぞれのメリット・デメリットもまとめたよ
Colorio複合機モデルの比較表
エプソンではおなじみのメインラインナップ。
写真印刷に特化し、エコタンク搭載モデルと比較して初期費用も比較的安く済みます。
印刷数が多いとランニングコストが高くなります。
EP-982A3 | \おすすめ/ EP-886 AW/AB/AR | EP-816A | EP-716A | EW-M530F | EW-452A | \おすすめ/ EW-052A | |
インクの 種類 | 独立 | 独立 | 独立 | 独立 | 独立 | 独立 | 独立 |
カートリッジ or エコタンク | カートリッジ | カートリッジ | カートリッジ | カートリッジ | カートリッジ | カートリッジ | カートリッジ |
インク 構成 | ●●●●●● 染料6色 | ●●●●●● 染料6色 | ●●●●●● 染料6色 | ●●●●●● 染料6色 | ●/●●● 顔1/染3 | ●/●●● 顔1/染3 | ●/●●● 顔1/染3 |
交換式 メンテナンス ボックス | ◎ | ◎ | – | – | ◎ | ◎ | – |
レーベル 印刷 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | – | – | – |
印刷 コスト※ | 20.6円/枚 | 約24.8円/枚 | 約35.0円/枚 | 約35.0円/枚 | 約15.4円/枚 | 25.7円/枚 | 25.7円/枚 |
※L判写真(用紙代込み)印刷コスト
※EP-982A3は80Lインク使用時 EP-882AW/AB/ARはカメ®増量使用時
Colorio複合機モデルで比較しているモデルは以下の通りです。
▼EP-982A3
▼\おすすめ/EP-886AW/AB/AR
▼EP-816A
▼EP-716A
▼EW-M530F
▼EW-452A
▼\おすすめ/EW-052A
エコタンク搭載モデルの比較表
低印刷コスト&大容量インクなので、大量印刷する方に向いています。
Colorioに比べて初期費用が高くなってしまうので注意しましょう。
※L判写真(用紙代込み)印刷コスト
※EW-M752T EP-M552Tは増量使用時
エコタンク搭載モデルで比較しているモデルは以下の通りです。
▼EW-M973A3T
▼\おすすめ/EW-M873T
▼EW-M5610FT
▼EW-M634T
▼EW-M754TW/TB
▼EP-M553T
▼EP-M476T
単機能モデル、カラリオミー、ハガキプリンターの比較表
機能を絞ったモデルで、コピーやスキャンはできません。
置き場所に困らないコンパクトサイズを探している人や年賀状だけ印刷したい人にはおすすめです。
EP-315 | PX-S505 | PF-71 | PF-81 | |
インクの種類 | 独立 | 独立 | 一体型 | 一体型 |
カートリッジ orエコタンク | カートリッジ | カートリッジ | カートリッジ | カートリッジ |
インク構成 | ●●●●●● 染料6色 | ●●●● 顔料4色 | ●●●● 染料4色 | ●●●● 染料4色 |
交換式 メンテナンス ボックス | – | – | – | – |
レーベル印刷 | ◎ | – | – | – |
印刷コスト※ | 約24.7円/枚 | 約33.8円/枚 | 24.3円/枚 | 24.3円/枚 |
※L判写真(用紙代込み)印刷コスト
※EP-306は70Lインク使用時
比較しているモデルは以下の通りです。
▼EP-315
▼PX-S505
▼PF-71
▼PF-81
エプソンのプリンターの特徴
比較表の項目にあった特徴5つをそれぞれ解説していきます。
自分に合ったモデルに目星をつけた上で、どの機種が本当に必要なのか判断する材料にもなってきますよ。
- カートリッジ方式 OR エコタンク方式
- インク構成
- 交換式メンテナンスボックスの有無
- レーベル印刷機能の有無
- 印刷コスト
※今回紹介するエプソンのプリンターですが、エコタンク搭載モデル及びColorio複合機モデル全てにコピー機能、全てのモデルにWi-Fi印刷機能が搭載されているため特徴からは省きました。
特徴1.カートリッジ方式 OR エコタンク方式
エプソンのプリンターには、「カートリッジ方式」「エコタンク方式」の2種類があります。
カートリッジ方式は馴染みのある人が多いと思いますが、「カートリッジ方式」「エコタンク方式」のどちらを選ぶかによって、インク交換のシステムやコストが大きく異なってきます。
選び方は以下を参考にしてね
- 「カートリッジ方式」…印刷頻度が高くない家庭や写真をキレイに印刷したい場合
- 「エコタンク方式」…1年間でインクを1セット以上orA4コピー用紙(500枚入)を1セット以上使う家庭
それぞれのメリットやインク交換方法について紹介していきますね。
カートリッジ方式とは
家庭用プリンターで最も一般的なタイプです。
インクがカートリッジになっているタイプで、簡単にインク交換ができます。
初心者にはおすすめだよ
▼カートリッジ方式のインク交換方法はこちらの動画からどうぞ!
さらにカートリッジ方式の中にも2つの種類があります。
- 「独立タイプ」…インク各色が独立しており不足したインクごとに交換や補充
- 「一体型タイプ」…1つでもインクが切れてしまうと全て交換
独立タイプは主に家庭用プリンターに採用されており、一体型タイプは小型のプリンターやハガキプリンターに採用されています。
基本的に、家庭用プリンターはカートリッジ方式でインクは独立タイプが多いと思ってもらえればOKです。
▼カートリッジ方式おすすめ1位 EP-886 AW/AB/AR
▼カートリッジ方式おすすめ2位 EW-052A
エコタンク方式とは
インクが切れたら専用のボトルを差し込み、直接タンクにインクを流し込みます。
カートリッジ方式に比べ印刷コストが圧倒的に低く、大量印刷をする方に向いています。
印刷コストもインク代も安くて経済的なんだ
▼印刷コストの比較
▼エコタンク方式のインク補充方法はこちらの動画からどうぞ!
▼エコタンク方式おすすめ1位 EW-M754TW
▼エコタンク方式おすすめ2位 EW-M873T
特徴2.インク構成
エプソンのプリンターのインクは7色(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック・ライトシアン・ライトマゼンタ・顔料ブラック)あり、機種によって組み合わせが異なります。
インク構成では、インクの色が多ければ多いほど印刷品質が高くなります。
写真を印刷するならインクの色が多いほうがいいね
また、顔料ブラックは文字に強いインクで、他のインクは染料インクと呼ばれ写真の印刷に適しています。
染料インク6色独立タイプがエプソンのメインラインナップで採用されています。
写真を印刷するならインクの数が多い機種、モノクロの文章印刷なら4色程度でも問題はないでしょう。
▼EP-886 AW/AB/AR(染料6色で写真印刷にぴったり!)
特徴3.交換式メンテナンスボックスの有無
プリンターを利用していると、インクの出が悪くなり、クリーニング機能を利用することがあります。
クリーニングをするとインクかすを廃インク吸収体に吸収させるのですが、この吸収体の吸収量にも限界が出てくるんですよね。
廃インク吸収体の吸収量が限界になると、基本的にメーカーに送り有償で交換してもらうことに…。
有料なうえ、メーカーから返送されるまでプリンターが使えなくなるのです。
この問題を解決したのが交換式メンテナンスボックスです。
▼交換式メンテナンスボックス
この交換式メンテナンスボックスは、本来メーカーが交換する廃インク吸収体をユーザーが交換できるというものです。
メーカーに送る手間も省け、その間プリンターが使えなくなるということもありません。
廃インク吸収体自体すぐに満タンになるものではありませんが、長くプリンターを使い続けたい方には必要な機能でしょう。
▼EP-886AW/AB/AR(交換式メンテナンスボックス有で大量印刷も安心)
特徴4.レーベル印刷機能の有無
インクジェットに対応したBlu-rayやDVD、CDに印刷ができる機能です。
結構便利な機能で、印刷をしてみると本格的に仕上がります!
例えば、運動会の映像を録画したDVDにお子様の写真を印刷したりするとより一層素敵な記録として残ります。
オリジナリティがあって子どもも喜ぶよ
写真やイラストを印刷しておけばぱっと見で分かりやすくなるというメリットもあるので、DVDやCDに保存する機会が多い人はあったほうがいいでしょう。
特徴5.印刷コスト
写真や文書を印刷するには、インク代や用紙代のランニングコストがかかります。
プリンター本体はある程度予算は立てられますが、インク代はトータルでプリンター本体の値段を超えてくることもあるため、用途に見合ったコストの機種を選択しましょう。
ポイント1でもご説明しましたが、印刷数が多い人はエコタンク搭載の機種がおすすめで、印刷数が少ない場合はColorio(カラリオ)などのカートリッジ方式の機種がおすすめです。
- 「カートリッジ方式」…印刷頻度が高くない家庭や写真をキレイに印刷したい場合
- 「エコタンク方式」…1年間でインクを1セット以上orA4コピー用紙(500枚入)を1セット以上使う家庭
このあとさらに選び方をご紹介しますので、まだ迷っていても安心してくださいね!
【目的別】エプソンのおすすめプリンターの選び方
ここまで各機種の特徴を比較してきました。
「比較表を見ても結局どれを選んでいいかわからない…」という人向けに、選び方とオススメ機種をまとめてみます!
おすすめモデルは3つあるよ!目的によって考えてみてね
エプソンプリンターの選び方
インクの種類
染料6色タイプが最もおすすめです。
エプソンは写真印刷に強いメーカーですので、その強みを活かす染料インクをメインとした機種のほうが使い勝手がいいでしょう。
もちろん、文書印刷もキレイにできます。
文書も写真もバランス良く印刷したい方は、顔料が含まれた機種を選ぶと良いでしょう。
カートリッジかエコタンク
1年間でカートリッジを1セット以上購入する人、もしくはA4用紙を500枚以上印刷する人はエコタンク方式がおすすめです。
逆に1年間の印刷数が500枚以下の人や写真印刷を中心とする人は、カートリッジ方式がいいでしょう。
印刷コストが安くなるエコタンク搭載のモデルですが、プリンター本体は高額になっています。
どのくらい印刷するかをよく考えてみよう
交換式メンテナンスボックスの有無
交換式メンテナンスボックスは、大量印刷をする方はあったほうがいいでしょう。
エプソンのプリンターを選ぶうえで大量印刷をする方は、エコタンク方式の機種を選択すると思います。
エコタンク方式を採用している機種には、交換式メンテナンスボックスが搭載されているので「あるかどうか」を気にせず購入して大丈夫ですよ。
レーベルプリント機能
好みになりますがあると便利です。
手書きで味気ない印象があった思い出のDVDやCDも、写真1つで素敵なデザイン・中身が一目でわかるようになりますよ。
写真印刷に強いのもあり、お子さんがいるご家庭には特におすすめしたい機能です!
【おすすめ1】文書も写真もオールマイティーに印刷したい人向け
文章も写真もオールマイティーに印刷したいと思っている人は、EP-886 AW/AB/ARがおすすめです。
エプソンのColorio複合機モデルで唯一カラーバリエーションが3色用意されており、多くのユーザーに向けて販売されているモデルです。
自宅の雰囲気に合わせて選べるのも嬉しいね
染料は6色と文章はもちろん写真もキレイに印刷ができ、レーベル印刷機能も備わっています。
家庭用プリンターとして購入するのであれば必要な機能は揃っており、購入してまず間違いありません!
【おすすめ2】価格が安くコスパのいいモデルを探している人向け
価格が安いものの使い勝手がいいモデルでおすすめなのが、EW-052Aです。
エプソンのColorio複合機モデルの中でエントリーモデルとして位置づけられています。
顔料インクを搭載しており文書の印刷に強いです。
染料が3色なので6色や4色のモデルと比較すると写真印刷機能は劣りますが、価格もリーズナブルで購入しやすいでしょう。
年に1回、確定申告用の書類印刷だけの人にオススメだよ
【おすすめ3】大量印刷をする予定で印刷コストを抑えたい人向け
大量印刷をするなら印刷コストが抑えられるエコタンク方式がいいですよね!
エコタンク方式の中でもおすすめなのが、EW-M873Tです。
A4モノクロ印刷なら0.7円、カラー印刷なら1.8円の低印刷コストで圧倒的にお得です!
写真印刷も8.7円、レーベル印刷機能も備わっている優れもの。
プリンター本体の価格は3つの中で高額ですが、大量に印刷するなら買って損はありませんよ。
エプソンのプリンター全シリーズ比較まとめ
今回はエプソンのプリンター全シリーズ比較とおすすめについてまとめました。
文章も写真もオールマイティーに印刷するなら、カートリッジ方式のEP-886 AW/AB/ARが最もおすすめです。
お子さんがいる家庭にはぴったりだよ
価格が安く使い勝手がいいエントリーモデルを探しているなら、EW-052Aがいいでしょう。
大量に印刷する人はエコタンク方式の中でもEW-M873Tが、印刷コストが低くおすすめです。
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